【どんなクルマと、どんな時間を。】フィアット パンダ(初代) × 湘南の街並みに映えるオシャレなファミリー
2017/05/10
車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは『どんなクルマと、どんな時間を。』?
みんなを笑顔にしてくれるファミリーカー
相模湾沿いに面し、1年を通して観光やマリンスポーツを楽しむ人で賑わう神奈川県藤沢市。海岸沿いには、異国感漂うお店がズラリ。
とにかく雰囲気のあるこの街で、初代パンダをオシャレに乗りこなすのは、中川さんファミリーだ。
この日は、海沿いの公園までピクニックに。3人でのお出かけは、ママが運転席、息子のすみれくんが助手席、パパが後席というのがお決まりのポジションなのだとか。
中川さん夫妻は同郷の同級生ということで、方言混じりの2人だけの会話に仲の良さがうかがえる。
旦那さまは出版業、奥さまはインテリアショップ勤務。ファミリーカーに小ぶりな旧車を選ぶセンスが、何となく理解できるような気がした。
古いイタリア車となると、とにかく手間がかかりそうだが、そこは信頼できるショップのおかげで心配ないとのこと。購入した旧車専門店「ガッティーナ」は、店主と話すために連日オーナーが集まるような人情味に溢れたお店だそうで、この店との出会いがなかったら、今のパンダは購入していなかったという。(記事末尾にお店ページも記載するので、気になる方はぜひチェックを)
入念に整備してもらい、昨年末に納車。フロントグリルだけさらに古いものに替えてもらったりとこだわりも深く、家族みんなのお気に入りだ。
手動ルーフなど、古い車特有の煩わしさも、好奇心旺盛なすみれくんにとってはワクワクの対象。時折、その好奇心に振り回されながらも、息子の成長を見守る夫妻の笑顔が微笑ましい。
パンダも中川家を優しく見守っているように見えた。
~どんなクルマと?~
■フィアット パンダ(初代)
デザインのみならず、企画や開発を巨匠 G・ジウジアーロ率いるイタルデザインが全面的に担当したモデル。直線のみで構成されたボディパネルやシンプルで機能性の高いインテリアにはいまだに多くのファンを魅了している。「4×4」グレードは、世界初の横置きFF乗用車ベースの4WDモデルだ。
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- おでかけは、あえて2台で。家族のようなランドローバー ディフェンダー90とルノー カングー
- カセットテープ専門店「waltz」でドライブにオススメのカセットを聞いてきた(中編)
- 様々な車を乗り継いでいきついたボルボ V50は、今までにない「普通」のカーライフをもたらした
- 「124とはこれからもずっと一緒です!」オーナーが39年間抱き続ける一途な気持ち
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 フィアット パンダ クロス 4×4の巻
- スポーツカー好きのオーナーが選んだプジョー 207が、結婚を機に見せた“貨物車”という意外な一面
- 日常生活を支え、息子のわがままをかなえる、ベテランファミリーカーのbB
- スチャダラパーBoseが大予想! カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2020のTOP3はどれだ!?
- 「目的地」は必要ない。81年式の原始的なスズキ ジムニーがもつ魅力
- スズキ ジムニーの電動化に挑み続けて20年! 四駆界の冒険家が思い描く夢とは