ルノー カングービボップ【新型車】
カテゴリー: ルノーの新型車
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2010/07/16
ルドスパス(遊びの空間)のコンセプトはそのままに
オープンエアの開放感をプラスしたショート版カングー
↑ボディカラーは写真のブラン グラシエM+グリ シデラルMを含む全3色
コンセプト
毎日をおしゃれに楽しく
ライフスタイルに寄り添うパートナー
広大な室内空間、豊富なユーティリティを備え、人と荷物を満載して楽しめる「LUDOSPACE(ルドスパス:遊びの空間)」をコンセプトとする、ルノーのヒット作、カングーにショートホイールベース版のカングービボップが追加された。カングービボップは、2007年の東京モーターショーに登場したコンセプトカー「カングー コンパクト コンセプト」をベースに開発。カングーのルドスパスコンセプトはそのままに、乗って楽しいスポーツタイプの車を求める、都会に住む行動派に向けたモデルを目指して仕立てられたモデルになる。その目的は、すべての乗員が空間と光を楽しむこと。広いグラスエリア、開閉式のグラスルーフなどを装備し、オープンカーのような開放感を味わえるモデルが目指された。
カングービボップには、「BE CHIC,BE FUN,BE BOPTIMIST!(ビーシック、ビーファン、ビービボップティミスト!)」というキャッチフレーズが独自に与えられた。グラスルーフとテールゲートグラスを全開にして、オープンエアを楽しみながら、街中をおしゃれに駆け抜けることも(BE CHIC)、リアシートを取り払って、愛犬とともにドッグランに出かけることも(BE FUN)、すべては思いのまま。毎日をおしゃれに楽しく生きる人(BEBOPTIMIST:ビボップティミスト)のライフスタイルにぴったりと寄り添うパートナーがコンセプトだという。
内外装
外観はツートーンのボディカラーが特徴
室内ではポップな色彩のシートが目を惹く
エクステリアは、アーモンド形のヘッドランプや、盛り上がったフェンダー、背の高いフォルムなど、一目でルノー カングーとわかるデザインを継承。ただし、全長はカングー比-345mm、ホイールベースは同-390mmというコンパクトなものになっている。カングーに装備されるリアスライドドアを省略。スクエア形状のボディながら、3ドアに仕立てられた。ボディカラーは、赤/白/黒いずれかにシルバーが組み合わされるツートーンで、おしゃれさをアピール。なお、発売記念の限定車のみに用意されるオランジェ エタンセルM+グリ シデラルMというオレンジ色もなかなかに鮮やかだ。
インテリアは、インパネ回りなどカングーと同様の意匠が与えられた。ただし、シートカラーは、レッド+ダークブラウンの組み合わせになっている。後席は素のカングーとは違い、左右独立スライド式の2名乗車仕様だ。この後席はフロントシートよりも92mm高い位置に据えられ、見晴らしの良さが追求された。なお、このシートは折り畳むことはもちろん、使わない時は取り外せるので、荷室空間を自由自在にアレンジすることも可能。
テールゲートは、カングーの両開きタイプとは異なり、テールゲートグラスが完全に収納できる片開きのドアタイプになっている。
バリエーション
光に満たされる室内
パワートレインは1.6L+5MTのみ
カングービボップの最大の特徴は、総面積3.9m2という広いグラスエリアだ。ルーフのグラスエリアは、フロント、センター、リアの3パートに分けられた。フロントグラスルーフは、左右2枚の独立したガラスで手動で開閉が可能。センターは固定式だが、ルーフの約3分の1を占める大きなリアグラスルーフは前方にスライドでき、広大なオープンエアを作り出せる。なお、これらのグラスルーフには、紫外線を95%以上、赤外線を84%以上カットするガラスが採用された。エンジンはカングーと共通の1.6Lの直4DOHCを搭載し、トランスミッションはカングーに採用されている4ATではなく、5MTのみとなる。モノグレードで、価格は234万8000円の設定だ。
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