フランス生まれの小粋なコンパクトハッチバック、ルーテシアに外装の変更を中心としたマイナーチェンジが施された。

「フレンチエレガンス」をコンセプトにモデルチェンジは行われた。スタイリッシュ、上質、高い安全性、3つの要素を中心に、個性と実力を兼ね備えた本質的な優美さを表現したという。35㎜長くなった全長と低められたボンネットにより、フロントからリアにかけての流れるようなボディラインを強調。ボディサイドのプレスラインは、新デザインのリアライトユニットと一体となり、伸びやかさを表現している。また、ドアミラーを大型化して視認性を向上させたほか、リアフォグランプをボディサイドに近い位置に配置して濃霧時に視認できる範囲を広げるなど、欧州車らしい質実剛健な改良も施された。

インテリアも質感の向上が図られている。ダッシュボードにはソフト素材が使用され、質感だけでなく衝突時の安全性も高められた。シンプルで機能的な作りの室内ながらも、エアコン送風口の風量調整ダイヤルは、スカッシュのボールをモチーフにした遊び心溢れるものを採用。コンセプトであるフレンチエレガンスを体現したものなのだろう。また、MP3プレイヤーなどをオーディオに接続することができるAUX端子も新たに装備されている。

装備面では、オン／オフスイッチ付き横滑り防止装置（ESP）「アンダーステアコントロールロジック」が新たに標準装備された。

エンジンは引き続き、112ps／15.4kgmを発生する可変吸気バルブタイミング機構付の1.6Lを採用。組み合わされるミッションは、マニュアルモード付プロアクティブ4速ATまたは、5速MTとなる。

モノグレード展開で、価格は5MTが209万8000円、4ATが219万8000円となる。MTは若干の値上がり、ATは小幅な値下がりとなっている。