クラス水準を大きく越える高品質さを目標に開発された

日本におけるフォルクスワーゲンのエントリーモデル、ポロがフルモデルチェンジを実施した。

新デザインのボディ、高い安全性、インテリアの質感向上、走行性能および燃費の向上といった面で飛躍的な進化を遂げ、クラスの水準を塗り替える高品質なコンパクトカーを目標に開発は進められた。エクステリアは、無駄な装飾を排したシンプルで明快なフロントフェイスや、エッジの立ったキャラクターラインを採用。さらにヘッドランプのディテールにまで妥協を排した徹底的な作りこみを実施。かつてない精緻なデザインを実現したという。

ボディは、全長で80mm、全幅で20mm拡大。居住性の改善や安全性の向上が図られた。しかし、全長は4mを切る5ナンバーサイズに抑えられている。また、キャラクターラインの合わせやパネル間の隙間の狭さなどにこだわり、上級車をもしのぐ高い工作精度が目指された。

インテリアも同様で、高い質感とソフトな触感を創出したダッシュボードの採用や、パーツ組み付け精度の高さ、ボタンを押した時の節度感など、クラスを超えた水準を達成しているという。

安全装備も万全で、全車にESPが設置されるのをはじめ、ブレーキアシスト、6エアバッグ等が備わっている。

エンジンは1.4L DOHCで先代モデルに比べて5psアップの85psを発生。これにクラス初となる7速のDSGが組み合わされる。ミッションが多段化されたこともあり、10・15モード燃費は17.0km/Lとなった。この結果、エコカー購入補助金の対象車となり、車齢13年超の経年車の廃車を伴う買い替えの場合、25万円の補助金を受ける事が可能となる。

1.4コンフォートラインの単一グレードで、価格は先代モデル据え置きの203万円。

グレード 1.4コンフォートライン
駆動方式 FF
トランスミッション 7AT
全長×全幅×全高(mm) 3995×1685×1475
ホイールベース(mm) 2470
車両重量(kg) 1080
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC
総排気量(cc) 1389
最高出力[kW(ps)rpm] 63(85)/5000
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 132(13.5)/3800
10・15モード燃費(km/L) 17.0
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/45
車両本体価格(万円) 203.0
■発表日:平成21年10月20日 ■取り扱い:フォルクスワーゲン正規ディーラー