▲丸っこくて可愛らしいフォルムが特徴的なフォルクスワーゲン ザ・ビートル(現行型)。本記事では、よりお得に車を手に入れたい人向けに、オススメの中古車をご紹介しよう▲丸っこくて可愛らしいフォルムが特徴的なフォルクスワーゲン ザ・ビートル(現行型)。本記事では、よりお得に車を手に入れたい人向けに、オススメの中古車をご紹介しよう

ガチンコライバルは3ドアハッチのミニ

ザ・ビートルは、何かと迷った末に選ぶというよりも、あのカタチを気に入って、または偉大なオリジナルに思いをはせてといった何らかの理由で指名買いされることが多いモデルだろう。だが、迷うとしたら、同じように偉大な先祖をもち、同じように現行だろうと先代だろうと(本質的に)大差なく、同じように3ドアハッチバックのミニじゃないだろうか。ミニが復活したのはビートル復活の2年後だが、販売台数が圧倒的に多いので、中古車を探すとなると、ミニの方がより幅広い選択肢から選ぶことができるはずだ。ビートルもミニも、カブリオレを選ぶこともできる。

よりサイズの小さい3ドアハッチバックに目を向けると、フィアット 500、アウディ A1、DSオートモビル(シトロエン) DS3あたりが存在する。いずれもザ・ビートルほどではないが、見た目から想像するよりは後席も広く、実用性は高い。ザ・ビートルにディーゼルさえあったら選んだのになあ……。
 

ザ・ビートルを魅力的だと思った方へ、オススメの中古車はこちら

さて、ここまでザ・ビートルをクローズアップしてきたが、ちょっと新車で買うには予算オーバー、なんて人や他のモデルも気になる、なんて人もいるのでは? そんな方に、自動車ライター塩見智と編集部員がオススメの中古車をセレクト。お得に手に入るこんなモデルはいかがだろうか。(※中古車価格帯、モデル流通量はともに3月22日時点のカーセンサーを参照)

DSオートモビル(シトロエン) DS3(現行型)

▲洗練されたデザインが印象的なDS3。男性が乗っても、女性が乗ってもかっこよくキマる1台だ ▲洗練されたデザインが印象的なDS3。男性が乗っても、女性が乗ってもかっこよくキマる1台だ

2010年に登場したシトロエン C3ベースの3ドアハッチバック。登場当初はシトロエン DS3だったが、途中でPSAがDSを独立したブランドに格上げしたため、現在は単にDS3を名乗る。デザインが秀逸なのと、流通している台数が少ないので、何年経っても飽きないのがいい。2014年を境にエンジン/トランスミッションが刷新されたので、できれば後期型をオススメするが、姿かたちを楽しむなら前期型でもOK。(塩見)
【中古車価格帯】80万~320万円
【モデル流通量】約110台

ランドローバー レンジローバーイヴォーク(現行型)

▲レンジローバーイヴォークには実は3ドアモデルもラインナップしており、クーペのように使うこともできる。中古車台数は少ないが、人とちょっと違った車狙いならオススメ ▲レンジローバーイヴォークには実は3ドアモデルもラインナップしており、クーペのように使うこともできる。中古車台数は少ないが、人とちょっと違った車狙いならオススメ

ザ・ビートルをクーペ的な使い方をするのであれば(実はカーセンサー上ではクーペに分類されている)、レンジローバーイヴォークのクーペモデルもオススメ。SUV専業メーカーのランドローバーにクーペを作らせてみると、文句なくカッコよく仕上がった。クーペの車高が低くないとダメだなんてルールはないのだ。ただ、人気があるのとタマ数が少ないため、総額400万円台~とまだ高いのがネック。(塩見)
【中古車価格帯】420万~580万円
【モデル流通量】約20台

ダイハツ ミラジーノ(初代)

▲お洒落で可愛い車ならミラジーノもオススメ。価格の安さもポイントだ ▲お洒落で可愛い車ならミラジーノもオススメ。価格の安さもポイントだ

お洒落な見た目のセカンドカーを欲しているなら、ぜひミラジーノを検討してもらいたい。内外装の雰囲気はまさに輸入クラシックカー。NA、ターボ、AT、MTと様々な組み合わせがあり、チョイ乗りからロングドライブまでニーズに合致した1台が見つかるはずだ。「軽自動車はちょっと……」という方は台数は少ないがジーノ1000がオススメだ。(編集部員・大平)
【中古車価格帯】20万~130万円
【モデル流通量】約1010台

トヨタ エスティマ(現行型)

▲代表的なミニバンの一つであるエスティマ。デザインという観点で見ればビートルと共通するところもある!? ▲代表的なミニバンの一つであるエスティマ。デザインという観点で見ればビートルと共通するところもある!?

ビートルと同じように長い間愛され続けるデザインをもった車がもう一つ、トヨタのエスティマだ。トヨタが天才タマゴと呼んでいたこの車のデザインは完成の域に達しているといわれ、その使い勝手の良さから、一度使うと離れられなくなる人が多いそう。確かにあの丸みは一度見たら忘れない、人を魅了する何かがある!(編集部・森本)
【中古車価格帯】40万~390万円
【モデル流通量】約2190台

フォルクスワーゲン ニュービートル(初代)

▲ザ・ビートルにピンときたら、実質的な先代モデルであるニュービートルもお忘れなく ▲ザ・ビートルにピンときたら、実質的な先代モデルであるニュービートルもお忘れなく


ザ・ビートルのレトロで丸っこいデザインに一目惚れした方、いませんか? そんな人にオススメなのが実質的な先代モデルであるニュービートル。ザ・ビートルよりもサイズが小さいので、車の運転が不安な人にもオススメ。生産終了から約6年が経ち、総額100万円以下でも良物件が十分に探せる選択肢の広さも◎。(編集部・溝上)
【中古車価格帯】20万~210万円
【モデル流通量】約350台


【解説した人】塩見智
1972年、岡山県生まれ。自動車雑誌編集部を経てフリーランスの自動車ライターへ。最近、カーセンサーnetを数十クリックした結果、ディーゼルのボルボ V40を購入。

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フォルクスワーゲン ザ・ビートル(現行型)

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ランドローバー レンジローバーイヴォーク(現行型)×3ドア

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ダイハツ ミラジーノ(初代)

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トヨタ エスティマ(現行型)

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フォルクスワーゲン ニュービートル(初代)
text/塩見智、編集部
photo/早川佳郎、DSオートモビル(シトロエン)、ランドローバー、ダイハツ、トヨタ、フォルクスワーゲン