BMW 4シリーズクーペ【新型車】
カテゴリー: BMWの新型車
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2013/10/01
ミドルクラスのプレミアムクーペとして、長年にわたり人気を博してきたBMW 3シリーズクーペに代わり、新たにBMW 4シリーズクーペが市場に投入された
3シリーズクーペに代わる、ミディアムプレミアムクーペ
完璧なクーペプロモーションを実現
4シリーズクーペのいちばんの魅力は、そのプロポーションだ。BMWならではのショートオーバーハングや、ロングエンジンフード、後方に配置されたキャビン、流れるようなルーフラインなど、2ドアクーペとしての完璧なバランスが追求された。
フロントフェイスは、ワイドなキドニーグリルや丸型4灯ヘッドライトなどのBMWらしさに加え、大型エアインテークを備えるフロントエプロンなど、4シリーズクーペ特有のデザインがパワフルさを主張。リアデザインは、水平なボディラインとL字型リアコンビランプが、左右に張り出されたホイールアーチとともにワイド感を強調している。
インテリアは、BMWの特徴であるドライバーに向けてわずかに角度がつけられたセンターコンソールがコクピット感を演出。後席は、シートと一体化したヘッドレストやワイドなサイドサポートを採用した左右独立シートなどで、スポーティな雰囲気となった。
先進のパワートレインと、安全装備を採用
エンジンは2L直4と3L直6。いずれもツインスクロールターボや可変バルブタイミング機構のバルブトロニックなどにより、優れた環境性能と動力性能を両立した。どちらのエンジンにも高効率な8ATが組み合わされる。
空力性能にも配慮され、ホイール周辺で発生する乱気流を抑え空気抵抗を低減する「エアブリーザー」が採用された。このダクトはデザインアクセントとしてサイドビューに躍動感も与えている。
安全装備も充実した。衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告する「前車接近警告機能」、自動ブレーキで衝突を回避・被害を軽減する「衝突回避・被害軽減ブレーキ(歩行者検知機能付)」、車線の逸脱を知らせる「レーンディパーチャーウォーニング」の3つを含むドライバー支援システム「ドライビングアシスト」が全車に標準装備された。
ほかにも様々な情報をフロントウインドスクリーンに表示する「BMW ヘッドアップディスプレイ」や、指による文字入力や地図の拡大/縮小に対応するインターフェイス「iDriveコントローラー」などが採用される。
車載の通信モジュールを利用した「BMW SOSコール」や「BMWテレサービス」なども装備される。前者は、エアバッグが展開するような深刻な事故の際、車両がSOSを自動的にコールセンターに送る機能。後者は、車載の通信機能を利用し、バッテリー電圧の低下といったな車両状態をサービスセンターに通知するシステム。路上故障などのトラブルが起きた際にはエマージェンシーサービスの手配も可能だ。
2種類のデザインラインとM Sportを用意
エンジンは前述の2Lと3Lだが、モデルラインナップにはユーザーの好みに合わせたBMW独自のデザインラインが2つ設定される。ひとつは、よりスポーティさを強調する「Sport」。もうひとつは、伝統的かつエレガントな雰囲気の「Luxury」だ。
また、BMWのハイパフォーマンスモデルを手がけるBMW M社による専用装備を採用する「M Sport」も用意される。こちらには、ダイナミックさを強調するMエアロダイナミクスパッケージや、スポーティなドライビングが楽しめるMスポーツサスペンションなどが装備される。
価格は、2L直4エンジンのエントリーモデル「428iクーペ」の604万円から、3L直6の「435iクーペM Sport」の774万円までとなる。
グレード | 428iクーペ | 435iクーペM Sport |
駆動方式 | FR | |
トランスミッション | 8AT | |
全長×全幅×全高(mm) | 4640×1825×1375 | 4670×1825×1375 |
ホイールベース(mm) | 2810 | |
車両重量(kg) | 1570 | 1620 |
乗車定員(人) | 4 | |
エンジン種類 | 直4DOHC+ターボ | 直6DOHC+ターボ |
総排気量(cc) | 1997 | 2979 |
最高出力[kW(ps)rpm] | 180(245)/5000 | 225(306)/5800 |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 350(35.7)/1250-4800 | 400(40.8)/1200-5000 |
JC08モード燃費(km/L) | 15.2 | 12.7 |
ガソリン種類/容量(L) | プレミアム/60 | |
車両本体価格(万円) | 604.0 | 774.0 |