トヨタ SAI【マイナーチェンジ】
カテゴリー: トヨタの新型車
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2013/08/29
トヨタのミドルサイズハイブリッドセダンであるSAIがマイナーチェンジした
内外装を大幅に刷新、環境性能もさらに向上
先進性、高級感を追求した内外装
今回の変更では内外装に大きく手が加えられた。
エクステリアでは、ほぼ車両の全幅をカバーする超ワイドサイズのヘッドランプに目を奪われる。点灯時には、白色LEDの光が切れ目なく中央から両サイドへ広がる。また、フロントのエンブレムからサイド、リアへと流れるようなラインを描くことで、全体的にスマートで伸びやかな印象となった。
リアも、エンブレムからコンビネーションランプ、サイドへと抜けるデザインが採用されており、ワイド感が強調されている。コンビネーションランプ自体のデザインも、フロントとテーマを合わせることで、SAIらしさが演出されている。
インテリアでは、センタークラスターやフロントコンソールを含むインストルメントパネルのデザインが一新された。ディスプレイゾーンとコマンドゾーンを明確に分ける従来のコンセプトを受け継ぎつつも、先進的なデザインのリモートタッチなどによって利便性がより高められている。
もちろん室内の上質感も向上している。シフトノブやアームレスト、メーターフードにステッチ加工が施され、無垢のアルミから削りだしたオーディオノブが採用されるなど、細部のパーツにもこだわりが見られる。また、上級モデルではスイッチ周りやメーターにクリアブルーのイルミネーションが採用され、センタークラスターのメッキモールまわりも発光させるなど室内がライトアップされた。
基本性能も大幅に向上
SAIならではの環境性能も向上している。ハイブリッド制御の変更などにより、JC08モード燃費は従来型比+1.4km/Lの22.4km/Lとなった。また、走行モードにスポーツドライブモードが設定された。アクセル操作に忠実に力強く加速し、パワーステアリング制御の切り替えもあいまって、ダイレクト感のある走りが楽しめるようになった。
快適性能も磨きがかけられた。吸・遮音材が追加され遮音ガラスも採用、エンジンマウントの改良などによって、車内の騒音を低減、ラージクラスの高級セダンをしのぐ静粛性が実現されている。ボディ剛性も強化されており、快適な乗り心地と安定感あるハンドリングも実現されている。さらに、上級モデルではエアロスタビライジングフィンやパフォーマンスダンパーなどの採用により、走行安定性が高められている。
装備面では、最新のSDナビゲーション(10スピーカー式)を新たに採用。microSDカードスロットやブルーレイなどを設定するとともに、USB端子を2口に増設するなど、ユーザーのニーズに対応するシステムが組み込まれた。また、上級モデルではアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)が設定され、災害時などに非常用電源としてSAIを利用することができる。
価格は、エントリーモデル「S」の321万円から、最上級グレード「G “A パッケージ”」の421万円までとなる。
グレード | S | G “A パッケージ” |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | CVT | |
全長×全幅×全高(mm) | 4695×1770×1485 | |
ホイールベース(mm) | 2700 | |
車両重量(kg) | 1570 | 1590 |
乗車定員(人) | 5 | |
エンジン種類 | 直4DOHC+モーター | |
総排気量(cc) | 2362 | |
最高出力[kW(ps)rpm] | 110(150)/6000+105(143) | |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 187(19.1)/4400+270(27.5) | |
JC08モード燃費(km/L) | 22.4 | |
ガソリン種類/容量(L) | レギュラー/55 | |
車両本体価格(万円) | 382.0 | 421.0 |