プチ成功者の象徴(?)「白の現行型ベンツ」購入も、ローンを使えば意外と楽勝かもしれない件
2018/04/11
「成功者に見られたい」という、恥ずかしいが切なる願い
ニッポンの中流ど真ん中を自認する不肖筆者だが、その賃貸住居がある場所はなぜかまあまあの高級住宅街である。
で、この界隈の「白い現行ベンツ保有率」はちょっと異常だ。いちいち数えたわけではないが、感覚的には「ご近所さんの4分の1ぐらいが白の現行ベンツ」といった感じだろうか。
まぁ上の数字はちょい大げさに水増ししているが(すみません)、少なくとも「そこらへんでゴムボールを投げると白い現行メルセデス・ベンツに当たる可能性が高い街」であることだけは確かだ。
今現在、筆者は「(小金持ちのシンボルたる)白の現行メルセデス・ベンツが欲しい」と強く思っているわけではない。
ちょっと恥ずかしいのだが……だが……、あえてめちゃくちゃ正直に言ってしまえば「休みの日は白い現行ベンツで高級スーパーまで買い出しに行きたい」という欲望、つまり「わかりやすい小金持ち生活を送ってみたい」という欲望は、心のどこかに確実に存在している。
とはいえその欲望は決して強烈なものではなく、そして実際、白の現行メルセデスが買えるほどのキャッシュも(遺憾ながら)持ち合わせていないため、これまでは「ま、別にどうでもいいか」ぐらいに考えてきた。
しかし過日。「そういえば、ローンを使えば俺でも白の現行ベンツ(中古だけど)が買えるのかな?」と思い、ヒマつぶし程度の意味で各種試算をしてみたところ……決して無茶なローンではなく意外とフツーのローンで、自分にも買えることがわかってしまった。
困ったことになった。
月々の支払額はおおむね2万台から3万円台か
例えば現行Aクラスだ。
「入門モデルのAクラスで小金持ちも何もないだろ!」という意見もあるかもしれない。
確かにそのとおりだが、やはりそれは机上の空論で、小ぎれいにしている白の現行メルセデス・ベンツ Aクラスからは、そこはかとない小金持ち感が感じられるものだ。
で、白い現行Aクラスの高年式低走行車、具体的には2016年式で走行1万km台ぐらいのA180を買うとすると、支払総額の目安は250万円前後。仮に「250万円ちょうど」だとすると、それをオートローンで買う場合の支払例は以下のとおりとなる。
・頭金:1,000,000円(下取り+貯金放出)
・支払回数:60回
・金利:3.9%
・ボーナス月加算額:30,000円
・毎月支払額:22,046円
月々2万円ちょいで、ボーナス月でもせいぜい3万円プラスする程度。十分イケそうな気がする。
ただ「Aクラス相手に60回払い(5年ローン)はどうなんだ?」という意見もありそうだ。
それもそうかもしれない。ならば現行Cクラスでどうだ?
こちらの白くていい感じの(走行2万km台までの)C180アバンギャルドを探すなら、支払総額の目安は300万円ぐらい。仮に「300万円ちょうど」だとすると、支払例は以下のとおりとなるだろう。
・頭金:1,000,000円(下取り+貯金放出)
・支払回数:60回
・金利:3.9%
・ボーナス月加算額:50,000円
・毎月支払額:27,557円
……これまた、ボーナス月にだけちょっと気合を入れれば、割と普通にイケそうな気配が濃厚だ。
現行Eはクラスはさすがに高い。ならば「先代の後期」でどうだ?
だがここから先、つまり現行AクラスやCクラスより車格が上の現行メルセデス・ベンツを狙おうとすると、少々厳しくなってくる。や、貴殿にとって厳しいかどうかは知らないが、少なくとも筆者としては少々厳しい。
例えば現行Eクラスの白くていい感じのやつだと、筆者試算による月々支払額は約5万9000円(※支払総額550万円/頭金100万円/金利3.9%/72回払い/ボーナス月加算6万円で計算)。「月々約6万円」は、中流ど真ん中な筆者にとってはなかなかのビッグマネーである。
しかしここで出てくるのが、「Eクラスに限っては現行型にこだわらず、旧型の後期でも良いのでは?」というアイデアだ。なぜならば、旧型の前期はさておき、後期であれば現行Eクラスとビジュアル的に大差ないからだ。
「ビジュアル云々じゃなくて、車にとって大切なのは中身だろ!」という硬派なご意見も、ディープな自動車愛好家諸氏からは出てくるかもしれない。
ごもっともであり、個人的にはアグリーだが、世の中にはもっとライトな意見だってある。
つまり「まぁ似たようなデザインであり、旧型後期だって普通に使う分には十分以上どころか、もの凄い性能なんだから、旧型でもいいんじゃない?」というアンチ・マニアックな考え方だ。
その考え方を採用する場合、旧型Eクラスの後期型はなかなか魅力的な存在となる。
【イメージ車両】
2015年式E250アバンギャルド
走行3.0万km/ダイヤモンドホワイト/支払総額350万円
【ローン試算例】
・頭金:1,000,000円(下取り+貯金放出)
・支払回数:60回
・金利:3.9%
・ボーナス月加算額:60,000円
・毎月支払額:34,906円
中流ど真ん中な筆者にとって「楽勝!」というほどではないが、決してイケなくはない額である。
旧型ではあるが、小ぎれいにコーティングしておけば、車マニア以外は現行型との違いなどロクにわからないはず。ならば、これで十分という気もしてきた。
もちろん「ローン」に対する考え方や感じ方は人それぞれであり、世の中にはそれを毛嫌いする人もいることは理解している。
が、もしもあなたが「ローンアレルギー」をお持ちでないのであれば、低金利時代ということもあり、それを上手に活用してみるのは悪くない選択だ。
今回はあくまで方便として「白い現行ベンツ」のホラ話をしたわけだが、ご自身が本当に欲しい車とリアル経済状況に合わせ、リスクマネジメントも考慮したうえで様々なローン試算をやってみていただけたら幸いだ。
……やってみると、「あの車も(買おうと思えば)買えるのか!」みたいな発見があって、実はけっこう面白い!
▼検索条件
メルセデス・ベンツ Aクラス(現行型)/Cクラス(現行型)/Eクラス(4代目後期型)×走行距離3万km未満×修復歴ナシ×白系ボディカラーこの記事で紹介している物件
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