植田圭輔さんが、真っ赤なポルシェで緑の中を駆け抜ける!
2021/06/10
植田圭輔 × ポルシェ 718 ケイマン
現在発売中の雑誌版「カーセンサー7月号」では、2.5次元作品を中心に、舞台俳優として絶大な人気を誇り、最近では声優や歌手として活躍する植田圭輔さんへのインタビュー記事を掲載している。
今回は紙幅の関係で収めることができなかったエピソードや写真を追加し、WEB用に再構成しお届け!
「車といえば一番に思い出す、あの名曲の歌詞を再現したい!」ということで、緑の中を“真っ赤なポルシェ”で走ってきました。
俳優、声優、歌手
植田圭輔
うえだ・けいすけ/1989年9月5日、大阪府生まれ。2006年 第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストを機に俳優デビュー。以降いわゆる「2.5次元作品」の中心的な俳優として100を超える舞台作品に出演。2021年は舞台『鬼滅の刃』、『ワールドトリガー the Stage』などに出演予定。また、2018年『START LINE~時の轍~』でのCDメジャーデビュー以降、歌手活動も精力的に行っている。
あの懐メロに登場する、真っ赤なポルシェに憧れて
そうなんですよ! 神宮外苑は、都心なのにかなり緑が多い場所ですよね? そんな素敵な景色の中を、ぜひ「真っ赤なポルシェ」で駆け抜けてみたかったんです。
最高でしたね。大好きなあの歌の、超有名な歌詞ワンフレーズ分をとりあえず制覇できましたし(笑)、そしてポルシェというスポーツカーの凄さみたいなものの一端も、垣間見ることができました。
もちろんです! 母があの歌を大好きで、家の中で口ずさんだり、音源をかけてましたから、よ~く知ってますよ。ていうか僕世代の人間も、あの曲はみんな知ってるんじゃないですか? 緑の中を1台の真っ赤なポルシェが駆け抜けていく――という超印象的なパワーフレーズを含めて。あと僕、たぶんですが80~90年代歌謡曲のイントロクイズをやらせたら、けっこう強いですよ(笑)。
はい、初めてですね。911の場合はエンジンが後ろにあったり、今回のケイマンはミッドシップで、車の前と後ろにトランクがある――みたいな基本情報は知ってましたが、間近でポルシェに触れたのは今回が人生初です。
いやもうエンジン音は素敵ですし、加速感も半端じゃない。とても気に入りました。そして山口百恵さんのあの歌の影響なのだと思いますが、緑の中を真っ赤なポルシェで走っていると、周囲の人たち全員が、本当に“全員”が、車をガン見するんですよね(笑)。それも面白かったですし、同時に「次はこの車でサーキットを走ってみたい」という気持ちにもなりましたね。
最近はほぼ休みがない状況なので、「主に仕事に使ってる」という感じですね。
それもそうなんですが、本当に「仕事のために活用してる」って感じなんですよ。よく運転しながらセリフを覚えます。あと、僕は歌の練習も。主旋律を歌ったり、ハモりパートの練習をしたり。車ってそういうことにも使えるパーソナルなスペースじゃないですか? 大きな声も出せますし。だから、車は僕にとって趣味の対象であると同時に「大切な仕事道具」でもあるんですよね。
いや、それが実はかなりあるんですよ! やっぱり、心底リラックスするためにはある程度のラグジュアリー感は正直必要だと思いますし、あとはオーディオの音質が悪いと、ハモりパートがよく聴こえなかったりもするんですよね。
そう。そして運転自体が楽しい車だと、本番の昼夜公演が終わって本当にクタクタになって帰宅する際も、運転しているうちに元気になっちゃったりもするんです。そういった意味でも、「仕事の質と車の質」には何らかの関係があると感じてます。
や、いちばん最初の頃は「ちょっと有名になりたい」ぐらいの、若者にありがちな気持ちしかありませんでしたね。で、最初の仕事が舞台だったのですが、もう演出家からダメ出しされまくって、怒られ続けて……。そして当時は僕も尖ってましたから、「なんでオレばっか怒られんだよ? 意味わかんねえよ」ぐらいに感じてたんですよね。でもその初舞台で、僕はトラブルを起こしてしまい、最後までやりきることができなかったんです。
本番中に脱水症状を起こして舞台上で気を失っちゃったんです。
特攻隊のお話で、気をつけして立っている――みたいなシーンだったのですが、たぶん極度の緊張のせいだったんでしょうね。そのときは周囲の先輩がなんとかつないでくれたそうですが、楽屋で意識を取り戻してから、思ったんですよね。「オレ、覚悟がぜんぜん足りなかったんだな。こんなんじゃ、芝居に本気で向き合ってる人たちに失礼だよな……」って。そこからですね。本気で、覚悟をもって俳優業という仕事に立ち向かおう――と思えるようになったのは。
いや……あると思いますよ。僕は車の専門家ではないから細かい部分まではわかりませんが、「ポルシェという車は本気だな。ガチだな」ということだけは、ビンビンに伝わってきましたから。大阪にいる僕の父もガチな車好きなので、ぜひポルシェで大阪に帰省して、親父を横に乗っけてドライブしてみたいですね。
New Album
YAMAHA MUSIC COMMUNICATIONS
詳細は公式HPにてご確認ください。
植田圭輔 公式ニコニコチャンネル
インタビュアー
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
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