第3回:『デス・プルーフ』 【映画の名車】
カテゴリー: トレンド
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2008/02/05
スクリーンを飾ったあの名車、少ししか映らなかったけれど忘れがたい車…
そんな映画に登場した“気になる車”をカーセンサーnetで見つけよう!
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■生身のスタントにこだわったカーアクションは秀逸!
(C)2007 The Weinstein Company
エログロナンセンスなB級ローバジェットムービー(低予算映画)を数本立てで上映する劇場=グラインドハウスにオマージュを捧げるべく、クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスが“最凶”タッグを結成。それぞれの監督作を2本立てで全米公開したが、日本では諸事情もあって分割された。そのタラちゃんパートが『デス・プルーフ』だ。
耐死仕様=デス・プルーフを施した不気味なクルマを凶器にする殺人鬼スタントマン・マイク(カート・ラッセル)と、そのマイクに狙われる美女たちの血で血を洗うデッドヒートは、観る者の想像を絶する展開の連続。70年代カーアクションの風情を再現することを心がけたタラちゃんは極力CGを使わず、生身のスタントにこだわった。
なかでも秀逸なのがボンネットの上に美女を乗せたままの長い長いカーチェイス。『キル・ビル』でユマ・サーマンのスタントを実際にこなしたゾーイ・ベルが文字通り身体を張った熱演&快演を見せつけてくれる。ダッジ・チャージャーvsダッジ・チャレンジャーのドツキ合いも最高!
(C)2007 The Weinstein Company
DVD『デス・プルーフ プレミアム・エディション』2月22日発売 07年・米 監督=クエンティン・タランティーノ 出演=カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、ロザリオ・ドーソン、ローズ・マッゴーワン、シドニー・タミーア・ポワチエ、クエンティン・タランティーノ 販売=ジェネオン エンタテインメント 3,990円(税込み)+++映画に登場する車たち+++
■シボレー・シェビーII・ノバ
カート・ラッセル演じる殺人鬼スタントマン・マイクが、序盤に凶器として使用するのが1970年製のシボレー・シェビーII・ノバ。艶消しでボンネットにペイントされたドクロマークが不気味さを醸している。重々しい車体に耐死仕様を施してあるので、ちょっとやそっとの衝撃ではビクともしない。マイクのターゲットとなった赤いシビックはひとたまりもなかった。
■ダッジ・チャージャー
シボレー・シェビーII・ノバを大破させたマイクが次に選んだのが1969年製の黒いダッジ・チャージャー。フォード・ムスタングに対抗するために、クライスラーはV8の7Lの400馬力という当時としては破格のパワーを誇るマッスルカーを作り上げた。美女が大騒ぎしながら爆走させていた白いチャレンジャーに狙いを定めたマイクは、例によって執拗に追い回す。
■ダッジ・チャレンジャー
1970年にクライスラーが兄弟車であるプリマス・バラクーダと共に投入したのがダッジ・チャレンジャー。排気量は約7000cc、水冷 V8 OHV 4バレルキャブ。映画『バニシング・ポイント』のファンであるゾーイは、劇中に登場する1970年製の白いチャレンジャーを中古車屋で発見、狂喜乱舞して試乗させてもらうだけに留まらず本編のアクロバティックなシーンを再現して大はしゃぎする。
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