ホンダの新型EV「Honda e」、2020年末に国内にも投入か
カテゴリー: クルマ
タグ: ホンダ / EV / ニューモデルスクープ!
2020/05/23
注目の電動コンパクトハッチ
2020年夏から欧州で販売が始まり、同年末までに国内でも発売されるHonda e(以下、ホンダe)は、EV専用車として開発してきたコンパクトカーだ。
シンプルかつ、モダンなデザインは早くも高い評価を獲得。ドアミラーの代わりにカメラが設置され、空力特性の向上に貢献する、格納式ドアハンドルが用いられるなど、デザインだけで選びたくなる1台に仕上がっている。
先進性を感じるインテリア
コックピットには、8.8インチのメーターパネルと、2個の12.3インチ画面が並び、インフォテイメントなど、各種情報がワイドに表示される。フリックすれば画面ごとに入れ替えることができ、運転席と助手席で異なるアプリを同時に使うことも可能だ。
停車中は、大画面を生かしてインターネットや映像を見ることもできる。「OK!ホンダ」と呼びかけて、パーソナルアシスタントを立ち上げれば、音声で機能を操作したり、知りたい情報を得られる。
オーディオには、総出力180Wの6スピーカーユニットが備わるが、75Wのサブウーファーを含む、376Wの本格的な内容にアップグレード可。
専用プラットフォームで、後輪がモーターを駆動
専用開発されたEVプラットフォームは、VWと同じく後輪がモーター駆動する方式で、前後重量配分は50対50、重心高は500mmに設計されている。
新型フィット同様、可変ギアレシオが用いられステアリングのロックtoロックは3.1回転、最小回転半径は4.3mに抑えられている。
欧州仕様には、0-100km/h発進加速タイム8.3秒の154psモデルと、同9.0秒でこなす136psモデルの2種類が用意されている。いずれも最大トルクは315N・mとなる。
床下に収納されるリチウムイオン電池は、35.5kWhで、満充電時の航続距離は、WLTPモードで222km(17インチタイヤ装着車は210km)だ。電動系ならではのワンペダル運転が可能だという。
北米向けEVをGMと開発
ホンダは、GMとのコラボで、先方のプラットフォームを使って、2車種のEVを共同開発していく旨を4月3日に発表した。内外装は、ホンダオリジナルのデザインに仕立てられ、走り味にもホンダ独自のチューンが施される。
一方、ホンダは2019年夏のイベントで、新しいEVアーキテクチャーの開発を進めている旨を公言した。ホンダeと同じ後輪駆動ながら、前輪にもモーターを加えて、4WD化したり車体の長さと幅に自由度をもたせる前提で設計。
Dセグメント級のセダンやSUVにも対応でき、2025年までに実用化する意向を示した。ホンダeのコンポーネントより大きく、まったく別モノとしてすみ分けを図っていくようだ。
※2020年5月22日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2020年12月
■全長×全幅×全高:3895×1750×1510(mm)
■搭載エンジン:電気モーター
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