▲本日(5月24日)より全国のマツダで予約を受け付けるアテンザ/アテンザワゴン ▲本日(5月24日)より全国のマツダで予約を受け付けるアテンザ/アテンザワゴン

マツダはフラッグシップモデルである「アテンザ」に大幅な改良を加え、6月21日より販売を開始する

3代目となる現行型は、2012年に登場したモデル。セダンとワゴンの2タイプがあり、それぞれ2L、2.5Lガソリンと2.2Lのディーゼルから選ぶことができる。

ディーゼルには4WDや6速MTを搭載したグレードもラインナップするなど、幅広いニーズに対応しているのが特徴だ。

今回の主な改良点は以下のとおり。
・内外装デザイン変更
・走りの質感向上
・安全性能の向上
 

既存モデルと比べて、見た目はこう変わった!

フロントグリルとライトの形状が変更されたことで、より彫の深みが増した立体的な造形に。バンパーも既存モデルに対して水平に伸びていくような形状とすることで、ワイド感が増し落ち着きのある顔つきに変わっている。

セダンはリアデザインも変更。フロント同様バンパーのデザインの形状変更で、リア全体の重心の低さや広がり感が強調された。

ワゴンのリアデザインについては、今回は変更していない。
 

こんなとこまで変わっている!? 内装の質感も小技を利かせて一気にアップ!

▲バイザーのライトは明るいLEDに変更、また位置も目に直接光が当たらないよう工夫されている ▲バイザーのライトは明るいLEDに変更、また位置も目に直接光が当たらないよう工夫されている
▲インパネまわりのデザインは操作性や視認性を鑑みた配置変更が実施されており、ガラリと印象を変え、より品質感の高さを感じられる空間となった。上:既存モデル 下:新モデル ▲インパネまわりのデザインは操作性や視認性を鑑みた配置変更が実施されており、ガラリと印象を変え、より品質感の高さを感じられる空間となった。上:既存モデル 下:新モデル
▲目につかないようで実は気になるセンターコンソールの組み付けデザインも刷新することで、より高級感が高められている ▲目につかないようで実は気になるセンターコンソールの組み付けデザインも刷新することで、より高級感が高められている

既存モデルのインテリアもハイレベルな質感を誇っていたが、新型はさらに質感を向上させてきた。

まずインパネのデザインを刷新。送風口の形状はもちろん、エアコンなどのスイッチ類の配置を変更。これによって見た目はもちろん操作性の向上が図られている。

また、フレームレス化されたルームミラーや天井の留め具の廃止で室内の雰囲気をすっきりとさせている。

センターコンソールのパーツをデザイン優先の形状に変更したことで、質感を向上させている。上級グレードの「L パッケージ」には、ナッパレザーシートや本杢パネル、ウルトラスエード ヌーなど最新かつ最良の素材を使用している。
 

走りの質感向上に期待できるテクノロジーが装着された

▲19インチ、17インチアルミホイールは立体感あるデザインに変更 ▲19インチ、17インチアルミホイールは立体感あるデザインに変更
▲2.5L直4ガソリンエンジンには、低負荷時に2気筒の作動を止める「気筒休止機能」が追加された ▲2.5L直4ガソリンエンジンには、低負荷時に2気筒の作動を止める「気筒休止機能」が追加された

走行性能についても質感の向上が期待できる変更が施された。まずエンジンだが、2.5L直4ガソリンには気筒休止機能を追加。低負荷時には2気筒を休止させることで実用域での低燃費化を図っている。

2.2Lディーゼルターボエンジンは出力が見直され既存モデルの175psに対し190psに、トルクは420N・mから450N・mとパワーアップされている。
 

走る歓びをサポートする安全性能も進化

ブレーキサポートシステムには、夜間歩行者検知機能が追加された。

また「アダプティブ・LED・ヘッドライト」はLEDブロックを20分割に細分化した。

それによりハイビーム照射性能と照射範囲をコントロールする配光性能がアップし、夜間の視認性が高まっている。

加えて車両周囲の映像をセンターディスプレイに表示する「360°ビュー・モニター」も新設されている。

「クルーズ・コントロール」は停車状態からでも追従走行が可能な全車速対応になったことで、ロングドライブや渋滞時のドライバーのサポート範囲を広げている。
 

text/編集部
photo/篠原晃一