車も遊び道具も自分仕様にカスタマイズ! 自然を遊び尽くす達人【遊戯三昧】
2017/07/09
カーセンサー(雑誌)にて、車を自由に使いこなす遊びの達人たちを特集した連載「俺たち遊戯三昧」からの転載。 今回は自身のブランド「SOLA TITANIUM GEAR」を展開するfuusoraさんが乗りこなす、フォルクスワーゲン タイプⅡに注目!
アメリカのアウトドア文化に魅せられて……
広い国土と建国以来の開拓者魂がそうさせるのか、アメリカでは、古くから自然やストリート発祥の文化が数多く育まれてきた。車に限って言えば、昨今のトレンドであるSUVもアメリカ生まれだ。
ジャンルが確立されたのは1980年代だが、それ以前も遊び好きの若者たちは、手近な車を自由に使いこなしていた。その代表格が、フォルクスワーゲン タイプⅡだ。
「昔、カリフォルニアへサーフトリップに行ったときに、サーファーたちがタイプⅡを乗り回していたのを見て、ずっと憧れていました。ただ、古い車なので程度のいいものが少なくて…...」
fuusoraさん曰く、タイプⅡ選びはボディの状態がキモだとか。「錆びている個体が多いので、なるべく状態のいいものを探しました。エンジンはビートルと同じだし、構造がシンプルなので、レストアすれば元気に走ってくれます」
キャンプやカヌー、山歩きなど、様々な外遊びを楽しむfuusoraさんは、自らの経験を元に、軽くて携行しやすいアウトドアギアを開発している。
「ブランドを始めたのは、ULハイキングにハマったのがきっかけ。山で快適に過ごすためのヒーターやミニテーブル、ウッドストーブなどを作っています」
ULとは「ウルトラライト」の略称で、山に行く際、背負う荷物を極限まで軽くすることで走破性を高めると同時に、自然に余計な負荷をかけないスタイルのこと。
これもアメリカで発達したアウトドア文化だ。さらに、fuusoraさんは体力作りの一貫で、トレイルランニングにも取り組んでいる。
「山を走るなんて辛そうに思うかもしれませんが、下りから始めるなどして段階を踏んでいけば決して難しくありません。慣れると車に乗っているような気分で走れて、自然と一体化できますよ」
憧れのタイプⅡに乗って、 fuusoraさんは夏も縦横無尽に遊ぶ予定。ただし、「クーラーが付いてないんです。キットを買って自分で付けるつもりですが、その前に夏が終わっちゃうかも(笑)」
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