【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、スーパーカーの購入タイミングを検討する
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2013/04/17
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「黒田砲」の炸裂でスーパーカーが品薄に?
さる4月4日に行われた日銀の金融政策決定会合にて、黒田東彦総裁が“異次元の金融緩和策”を発表。これを受けて為替相場はドル/円が2円以上円安に振れ、約200円安だった日経平均株価も272円高まで急反転した。黒田総裁のこの発言は一部では「黒田砲」とも呼ばれているが、まさにロイターが「バズーカ砲」と評したとおりのインパクトをマーケットに与えたといえる。
それまでは期待感から、というか「期待感だけ」で好況感が成り立っていたいわゆるアベノミクスだが、いよいよそれが実体となって我々の眼前に現れようとしているのかもしれない。
ここはアベノミクスの見通しや是非について語る場ではないし、そもそも筆者にはマクロ経済について人様に意見を述べるほどの知識はない。言いたいのは「もしもフェラーリやランボルギーニ、ポルシェ911ターボなどの購入をお考えなら、前倒しで検討したほうがいいかもしれませんよ」ということだ。
なぜならば、このままいくと「欲しいけれどもタマが無し」という状況にならないとも限らないからだ。
黒田砲が引き金のひとつとなって、久しぶりの好景気が本当に訪れるかどうかはわからない。しかし筆者は中古車関連の取材を通して、各所でその“胎動”のようなものをひしひしと感じているのだ。
この先「納車4ヵ月待ち」という事態も? 欲しいなら早めの検討を
フェラーリ専門店に行けば多数の「売約済み」プレートが物件のフロントウインドウに立てかけられ、各店の担当者に「最近どうすか、景気は?」などと聞けば、いわゆる土木建設業者さんの社長さんなどが高額輸入車をポンポン買っていく、と答える。
これらすべて、いつか見た風景である。すなわち「妙な好景気」の前兆だ。
世の中に妙な好景気がやってくると、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェ911ターボなどのスペシャルな輸入車は、そもそもの数が少ないため、どうしても極度の品薄になる。その品薄が80年代末のようなアホらしい価格高騰を招くかどうかは定かでないが、極度の品薄により「スペシャルな人気輸入車を買う予算もムードもそろった! 後はショップに注文するだけ……って、納車4ヵ月待ちですかい!」という事態が起こる可能性は高いのだ。
お金も乗る気も満々なのにブツがない……というのは、それこそアホらしい。上記のような事態が明日にでも起こるわけではないが、この先半年から1年のスパンで考えれば、発生確率は五分五分をやや上回るだろうと個人的には読んでいる。
焦る必要はないし、そもそも欲しくない人が無理に買う必要もない。だが欲しいならば、繰り返しになるが「前倒し」で検討することを本気でお勧めしたい。
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
本気な人は早めに検討したほうがいいスーパーカー&準スーパーカー!
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