▲三菱と日産が手を組んで開発している軽自動車サイズのEVは三菱 eKワゴン、日産 デイズがベースか ▲三菱と日産が手を組んで開発している軽自動車サイズのEVは三菱 eKワゴン、日産 デイズがベースか

2016年に日産 「eデイズ」と三菱 「eK-MiEV」が登場する?

日産がリーフ、e-NV200に続く第3のEV(電気自動車)を2016年に発売するようだ。開発を進めているのは軽自動車クラス。となると、三菱自動車との共同出資で作ったNMKVが企画開発を手がけている公算が大きい。ベースは、三菱 eKワゴン/日産 デイズか。

ガソリン安で売れ行きが心配されるが「軽自動車こそEVにピッタリ」との声は意外に多い。軽自動車ユーザーは通勤や買物など、1日の走行距離がほぼ決まっているからだ。また、軽自動車の保有が多い地方ではガソリンスタンド(以下、GS)の廃業が相次ぎ、GSが3ヵ所以下の「GS過疎地」は265市町村にのぼる。給油をする必要がなく、維持費も安いEVに地方ユーザーの関心が集まるのも時間の問題といえるだろう。

とはいえ、地方のユーザーに受け入れてもらうためには価格をさらに下げる必要があるだろう。三菱 i-MiEVの場合は、国の補助金を差し引くと約212万円。航続距離の短いグレードは約177万円だ。当然、新型車はこれより安い価格でも成り立つコストを目指してくるはず。ボディシェルや内装は可能な限り、eKワゴン/デイズから流用されるだろう。

心臓部であるリチウムイオン電池については、高性能だが割高な日産や三菱系ではなく、LG化学などから調達する可能性がある。

このEVには、日産版の「eデイズ」の他、当然ながら「eK-MiEV」も存在する模様。すでに廃止されたガソリン版の登場から丸9年が経過して、車体骨格の古さが隠せなくなりつつあるi-MiEVの事実上の後継車となると思われる。

▲新型軽EVは、三菱 i-MiEV(写真)の事実上の後継モデルとしての役割も兼ねるようだ ▲新型軽EVは、三菱 i-MiEV(写真)の事実上の後継モデルとしての役割も兼ねるようだ

※2015年2月10日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2016年
■全長×全幅×全高:3395×1475×1620(mm)
■パワートレイン:電気モーター

text&photo/マガジンX編集部