カメラマンは見た! トンデモな現場で働く世界のランクル
カテゴリー: クルマ
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2014/10/02
▲難波さんが特に印象深いと語ったオーストラリアの地下銅鉱山マウント・アイザで使われていたランクル。人や資材を運ぶために120台ものランクルが活動しているとのこと
坑道もサバンナも砂漠も…ランクルだからこそ活動できる!
およそ10年ぶりに国内での販売が復活し、にわかに盛り上がっている「ランクル」ことトヨタ ランドクルーザー。しかし、そんな人気の浮き沈みと関係なく、約30年にわたって世界中のランクルを記録に残しているというすんごいカメラマンがいるんです!
その方の名は難波毅さん。これまでに制作したランクルのDVDは3本、取材のために訪れた国は欧州、中東など10ヵ国以上。中でも「ランクルの聖地」といわれるオーストラリアにはおよそ40回も行っているとのこと。そんな難波さんが見てきた、世界のトンデモな現場で働くランクルをまとめて紹介します!
▲坑道内での1枚。空気は埃だらけで、塩分が含まれている地下水脈。おまけに路面はギザギザと車にとっては最悪な環境。さすがのランクルもこの環境では3~4年しか持たず、坑道内に一度入ったら、廃車になるまで地上には出てこないという
▲オーストラリアで使われるパトカー仕様のランクル。川を渡るためにシュノーケルのような吸気口を装着しているのが印象的
▲オーストラリアでは軌陸車もランクル。バンパー部に線路でも走れる仕様が施されている
▲アフリカのナミビアでライオンの保護活動用に使われているランクル。写真はエトーシャ国立公園にて。巨大なアフリカゾウがランドクルーザーの前を横切る!
▲ナミブ砂漠の大砂丘を背景にコンボイ(並走)するランクル
▲買い物へ行くために砂丘を渡るランクル。砂漠に住む人たちにとってはランクルが生活必需品だとか
▲サウジアラビアではアドベンチャー仕様のランクルを使って、遊牧している山羊をオリへ追い込むことも
▲アラブ首長国連邦で地引き網を引き上げるのに活躍するランクル。海水にまみれるという過酷な環境でも対応できるのはランクルならでは
▲「ランクルが活躍する現場にはそれぞれランクルでなければいけない理由があって、それを取材するのも醍醐味なんだ」と語る難波さん。ランクルの聖地、オーストラリアにて
そんな難波さんにランクルの魅力を伺うと「信頼性がいちばんかな。とにかく壊れない! たとえ故障してもどうにか次の町までは移動できて、壊れ方がイイんだよね」と語ってくれました。
それにしても「壊れ方がイイ」とは、何とも深いお言葉。人生を変える車との出会い、素敵すぎます!
【関連リンク】
- GEOSCOPE(難波さんが代表を務めるサイト)
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