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トヨタ ランドクルーザー200のエクステリアデザインが変更されるかも!?
トヨタ ランドクルーザー200のエクステリアデザインが変更されるかも!?
カテゴリー:
クルマ
タグ:
SUV
/
フルタイム4WD
2015/03/03
▲トヨタ ランドクルーザー200は、2015年8月に2度目のデザイン変更をされるようだ
ランドクルーザー200、プラド2015年8月に大幅進化
ブランド誕生から60週年を迎えて70系が復刻販売されたランドクルーザー。今年は200系とプラドが大幅に商品力をアップし、さらにレクサスチャンネルにも兄弟車が投入されるなど、国内での存在感が高められる予定だ。今回は、200系の情報をお届けする。
脈々と続くランドクルーザーの歴史を受け継ぐ「本家」ともいえる200系が、2度目の化粧直しを受ける。現行型は2007年のデビューから2年が経過した2009年にエンジンが変更され、2011年12月にはエクステリアのデザインが変更された(発売は2012年1月)。そして、前回のマイナーチェンジから3年半を経て、2015年8月に再び“リフレッシュ”する。
▲ランクル200系エクステリアの変遷。写真は2007年デビューの初期型
▲2011年12月に、現行型のエクステリアデザインが変更された
今夏のマイナーチェンジではヘッドランプを含め、フロントマスクが大幅に変わるという。押し出しの強い大きなグリルはそのままに、ヘッドランプはフェンダー側の斜めにカットされた部分が角ばった形状となり、ランプ自体の存在感が向上。また、ライトユニット内にメッキトリムの仕切りが設けられるようだ。
バンパーは、横長エアインテークがやや下方に移されるとともに、フォグランプに届くほど左右に拡大。フォグランプベゼルは台形に変更される。いっそうワイルドなルックスとなることは、記事TOPの予想CGからもおわかりいただけるだろう。
装備面では「トヨタセーフティセンスP」の搭載に期待が高まる。これは、ミリ波レーダーと単眼カメラで構成される安全デバイスで、歩行者を認識する衝突回避プリクラッシュセーフティシステムや、車線逸脱警報、レーダー式クルーズコントロールが含まれる。従来のプリクラッシュセーフティシステムよりも割安な価格で提供される可能性が高い。
最後に、シリーズ全体の情報を。プラドにはトヨタの新世代2.8L 直4ディーゼルターボが搭載。組み合わされるトランスミッションは6速ATとなる模様だ。さらに、レクサスから200系の兄弟車ともいえる本格SUV、LXが導入されるようだ。北米ではもうラインナップされているモデルで、もちろんスピンドルグリルが備わる。最大の違いはエンジンで、LXには5.7LのV8という大排気量ユニットが搭載される。
※2015年3月3日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表次期:2015年8月
■全長×全幅×全高:4950×1970×1880(mm)
■搭載エンジン:4.6L V8
【関連リンク】
text&photo/マガジンX編集部
トヨタ ランドクルーザー200のエクステリアデザインが変更されるかも!?/旬ネタ
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バンパーは、横長エアインテークがやや下方に移されるとともに、フォグランプに届くほど左右に拡大。フォグランプベゼルは台形に変更される。いっそうワイルドなルックスとなることは、記事TOPの予想CGからもおわかりいただけるだろう。
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装備面では「トヨタセーフティセンスP」の搭載に期待が高まる。これは、ミリ波レーダーと単眼カメラで構成される安全デバイスで、歩行者を認識する衝突回避プリクラッシュセーフティシステムや、車線逸脱警報、レーダー式クルーズコントロールが含まれる。従来のプリクラッシュセーフティシステムよりも割安な価格で提供される可能性が高い。
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最後に、シリーズ全体の情報を。プラドにはトヨタの新世代2.8L 直4ディーゼルターボが搭載。組み合わされるトランスミッションは6速ATとなる模様だ。さらに、レクサスから200系の兄弟車ともいえる本格SUV、LXが導入されるようだ。北米ではもうラインナップされているモデルで、もちろんスピンドルグリルが備わる。最大の違いはエンジンで、LXには5.7LのV8という大排気量ユニットが搭載される。
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<p>※2015年3月3日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
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<p>【SPECIFICATIONS】<br />
■予想発表次期:2015年8月<br />
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<li><a href="//www.carsensor.net/usedcar/souba/TO_S196/F001/" target="_blank">トヨタ ランドクルーザー200(現行型)の中古車相場を見る</a></li>
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脈々と続くランドクルーザーの歴史を受け継ぐ「本家」ともいえる200系が、2度目の化粧直しを受ける。現行型は2007年のデビューから2年が経過した2009年にエンジンが変更され、2011年12月にはエクステリアのデザインが変更された(発売は2012年1月)。そして、前回のマイナーチェンジから3年半を経て、2015年8月に再び“リフレッシュ”する。
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バンパーは、横長エアインテークがやや下方に移されるとともに、フォグランプに届くほど左右に拡大。フォグランプベゼルは台形に変更される。いっそうワイルドなルックスとなることは、記事TOPの予想CGからもおわかりいただけるだろう。
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装備面では「トヨタセーフティセンスP」の搭載に期待が高まる。これは、ミリ波レーダーと単眼カメラで構成される安全デバイスで、歩行者を認識する衝突回避プリクラッシュセーフティシステムや、車線逸脱警報、レーダー式クルーズコントロールが含まれる。従来のプリクラッシュセーフティシステムよりも割安な価格で提供される可能性が高い。
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最後に、シリーズ全体の情報を。プラドにはトヨタの新世代2.8L 直4ディーゼルターボが搭載。組み合わされるトランスミッションは6速ATとなる模様だ。さらに、レクサスから200系の兄弟車ともいえる本格SUV、LXが導入されるようだ。北米ではもうラインナップされているモデルで、もちろんスピンドルグリルが備わる。最大の違いはエンジンで、LXには5.7LのV8という大排気量ユニットが搭載される。
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<p>※2015年3月3日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
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<p>【SPECIFICATIONS】<br />
■予想発表次期:2015年8月<br />
■全長×全幅×全高:4950×1970×1880(mm)<br />
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<p>
※徳大寺有恒氏は2014年11月7日に他界されました。日本の自動車業界へ多大な貢献をされた氏の功績を記録し、その知見を後世に伝えるべく、この記事は、約5年にわたり氏に監修いただいた連載「VINTAGE EDGE」をWEB用に再構成し掲載したものです。
<br /><br />
</p>
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</div>
<h3>運転が苦にならないマイルドなスーパーカー</h3>
<p>
<b>松本</b> 巨匠、寒くなってきましたが、今日もよろしくお願いします!<br />
<b>徳大寺</b> ほんとだな。我々の永遠の煩悩である旧い車たちには最高の季節だよ。君のトライアンフで見に行ってもいいぞ。今だったら快適だ。夏は勘弁してほしいが(笑)。<br />
<b>松本</b> 覚えておきます(笑)。<br />
<b>徳大寺</b> さて、今日はどこまで行くんだ?<br />
<b>松本</b> 今日は横浜方面です。スーパーカー特集に合わせ、とびきりのお店を見つけました!<br />
<b>徳大寺</b> 素晴らしいな。で、車は何? スーパーカーも結構やってきてるじゃないか。弩級のクラシックフェラーリとかその世界に入ってきちゃうんじゃないか? 275GTやランボルギーニエスパーダなんかもう一度見てみたいな。<br />
<b>松本</b> 巨匠に見に行く車を当ててもらうのが面白いんで、つい試したくなっちゃうんですよ。それで今回なんですけど、巨匠がおっしゃったエスパーダにも共通する面がありますが、どちらかと言うと以前見に行ったことがあるイスレロのGTスタイルをさらに快適にさせたイメージだと思います。<br />
<b>徳大寺</b> いま言わなかったランボルギーニだとすれば“ハラマ”か“ウラッコ”だな。スーパーカーは12気筒だろうからハラマか? しかしそんな車があったの?<br />
<b>松本</b> あるんですよこれが。そこのお店には2台もあるんです!<br />
<b>徳大寺</b> それはまたスゴイな。確か、ハラマってスペインだよな。俺、行ったことあるよ。サーキットがあってさ。フェルチオさんは闘牛の名前以外にもスペインにまつわる名前をつけるんだな。<br />
<b>松本</b> ランボルギーニ ハラマは1970年にデビューするんですけど、少し利益路線を狙ったんじゃないでしょうか。ガンディーニがデザインしたにしてはマイルドですし、内装も極めて視認性が良く、運転が苦にならないスーパーカーを目指した感があります。
<br />
<br />
</p>
<h3>スーパーカー黄金期に生まれた異色のイタリアンGTモデル</h3>
<p>
<b>徳大寺</b> スーパーカーだからと言って乗りにくいんじゃ今の時代は不評を買うだろう。そう考えると先見の明があったんだな。ハラマって目立たないだろ? まさかV12気筒が入っているなんてお釈迦様でも気がつかない。ノーズが短く見えるしな。エスパーダはいかにもロングノーズで凄さを感じるけどな。そこが未来へのアプローチだったわけだ。<br />
<b>松本</b> ボンネットを低くする見せ方をとても工夫していると思いました。ハラマのポイントは幾つかありますが、A、B、Cのピラーの線を上に持ってくると交わるところがBピラーあたりなわけですね。その割にフロントノーズが短く見えてしまい現実離れした印象が薄いイメージなんですよね。なんだか初代ホンダ アコードみたいですよ。<br />
<b>徳大寺</b> 確かにアコードはハラマをギュッと縮めた感じがしないでもないな。確かまぶたのようなヘッドライトだっただろう。ちょっとしたスパイスが実にイタリアは上手いんだ。ヘッドライトを覆うまぶたがミステリアスな雰囲気を醸し出しているだろう。<br />
<b>松本</b> 到着ですね。すごい、本当に2台ありますね(笑)。この2台を同時に見られることはほんと希だと思います。<br />
<b>徳大寺</b> ほ~。こんなお店が我々の知らないところにあったんだなぁ。まっちゃんも見てみろよ。ライトのところ、なかなかイカすだろう。このオーバーフェンダーのデザインも大胆でいいね。NACAダクトもアクセントと実用を兼ね備えていて。全体的におとなしいんだけどよく見ると大胆なところもある。これがマルチェロ・ガンディーニの神髄だな。<br />
<b>松本</b> 内装もエクステリアに合わせてデコラティブではないじゃないですか。しかしきれいにレストアしてありますね。ランボルギーニ ハラマって実際に見てもおとなしいですよね。でもひとたびイグニッションを回せば別世界へと誘うわけですから地味であってもポテンシャルを秘めていて好感が持てます。<br />
<b>徳大寺</b> 派手な車を作ることは別に難しいことじゃない。でもれっきとしたスポーツカーメーカーがこれ見よがしにならないように作るのは難しいんだよ。当時のフェルチオさんの手腕だからできたことだろうね。奇抜なデザインもいいが、大人の装いをしているのに驚異的な性能を隠し持つ、これもまたスーパーカーの一つのカタチなんだ。
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<img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_59383/B.jarama.jpg" width="600" alt="ランボルギーニ ハラマ リア" class="" />
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<p>
【SPECIFICATIONS】<br />
■全長×全幅×全高:4485×1820×1190(mm)<br />■車両重量:1540kg<br />
■ホイールベース:2380mm<br />■エンジン:V型12気筒DOHC<br />■総排気量:3829cc<br />■最高出力:350ps<br />
<br />
<br />
【ナイトインターナショナル】<br />
■所在地:東京都町田市鶴間1855-1<br />
■営業時間:10:30~18:00<br />
■定休日:木曜日<br />
■tel:042-799-2826
<br />
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<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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<li><a href="http://www.knight.co.jp" target="_blank">ナイトインターナショナル</a></li>
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<div class="author">tefxt/松本英雄<br />photo/岡村昌宏</div>
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<p>
※カーセンサーEDGE 2015年1月号(2015年11月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
</p>
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<!-- TopBlogsPlusImage start --><img src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_28433/maz0001.JPG" width="600" alt="▲北海道士別市で行われたマツダAWDオールラインナップ試乗会。「予知する4WD」ことi-ACTIV AWDは、2012年に登場したCX-5以降のアテンザ、アクセラ、デミオ、CX-3の全ての4WDモデルに搭載されている" class="" /><!-- TopBlogsPlusImage end -->
<!-- nodisplay start --><span class="CP_txt">▲北海道士別市で行われたマツダAWDオールラインナップ試乗会。「予知する4WD」ことi-ACTIV AWDは、2012年に登場したCX-5以降のアテンザ、アクセラ、デミオ、CX-3の全ての4WDモデルに搭載されている</span><!-- nodisplay end -->
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<h3>i-ACTIV AWDは、まったく新しい「予知する4WD」</h3>
<p>ようやく「i-ACTIV AWD」という呼び名が付いた、マツダの4WDモデルについてお話ししよう。
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<!-- short sentence start -->実はi-ACTIV AWDは、2012年登場のCX-5以降、スカイアクティブテクノロジーによって完成したすべてのマツダの4WDモデルに搭載されている技術だ。このたびCX-3の発売開始に合わせてめでたく命名と相成ったわけだが、それと知らずに該当するマツダ車を購入していたユーザーは、大きな宝物が愛車に隠されていたというこの知らせを素直に喜ぶべきだろう。それほどまでに、このi-ACTIV AWDは先進的で楽しく、安全でしかも経済的でもある。マツダの標榜する「Be a driver.」の世界は、路面状況による境界を大きく越えてみせた。<!-- short sentence end -->
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<b>i-ACTIV AWDは、ひと言で表現するなら「予知する4WD」である。</b>仕組みを簡単に説こう。
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<br />
i-ACTIV AWDが備える予知能力は、現状を正確に判断するという前提の上に展開される。すなわち、一般的な電子制御式4WDが備える、車速やエンジン回転数、アクセルペダル位置など多数のセンサーに加え、外気温、前後加速度、操舵系から得られる複数の項目、果てはワイパーの作動状況に至る新たな12系統の情報を常に収集することで、刻々と変化する車両が置かれた現状を認識し続ける。
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<br />
次にi-ACTIV AWDは、自ら判断した走行環境に基づいて、ドライバーが次の操作を行う前に、起こりうる現象にあらかじめ備えて各部の機能を即座にスタンバイする。
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例えば、氷点下の降雪時に急勾配の上り坂、車線を横切るように斜めに停車。ステアリングは坂を登る方向に大きく切られている。このときi-ACTIV AWDは、タイヤの空転がもっとも少なく、大きな操舵角によるタイトコーナリング現象が発生しづらい4輪への適正なトルク配分操作を既に完了させて、ドライバーの次の操作と、その操作によって生じる新たな現状収集の機会を待っている。
<br />
<br />
たゆまなく連続的に行われるこの演算ループは、すなわちフィードフォワード(=予測制御)であり、これまでの自動車制御技術のほとんどがフィードバック(=対処制御)に過ぎず、技術の進化が対処時間の短縮に置かれていたことを考えると、ゼロ秒の一線を越えた領域についに飛び込んだことを意味する画期的な出来事だと言える。2015年2月時点で、フィードフォワード制御を採り入れたフルタイム4WD車は、マツダのi-ACTIV AWD以外、世界に存在しない。
<br />
</p>
<h3>車自身が、今どういう環境にいて、次に何をするべきか知ってる!?</h3>
<p>そして私が、i-ACTIV AWDの制御技術を予測ではなく予知だと表現するのは、この技術が、現在一般的に呼ばれる予測制御に止まらない発想を実現することに成功しているからだ。
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<br />
我々は予言者ではないので、本来、未来に起こることを知ることは不可能である。なので正確な予測を立てるためには、極めて絞り込まれた前提条件を設定することが必須だった。一例として、現在のF1マシンには予測制御技術が取り込まれているが、これは、特定のドライバーの運転のクセ、特定のコース、特定の気象・路面状況、予選あるいは決勝といった特定の走行シーンなどの前提を演算の関数として入力することで初めて実現されている。
<br />
<br />
ところがマツダ車は、世界の公道を走る。誰が運転するか分からない。その上で次の瞬間に何が起こるのかを予測することは、極めて困難な行為である。マツダは、i-ACTIV AWDを実現するにあたって、膨大な件数の事象を検証し、それらを複合的に組み合わせたアルゴリズムを完成させることで、予知ともいえる領域に踏み込んでみせたというわけだ。
<br />
<br />
真っ白に染まった北海道の大地にずらりと並んだi-ACTIV AWD搭載車たちを前に、マツダの広報マンが私にこう言った。
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<br />
「こいつらみんな、今自分がどういう環境の場所にいて、次に何をするべきかということを知ってるんですよ!」
<br />
<br />
車に、単なる機械としての車を超えた相棒のようなぬくもりを感じた印象的な言葉だった。
<br />
</p>
<h3>2WDよりも燃費のよい4WDが実現するかも、ってホント!?</h3>
<p>さて、実際の運転感覚は拍子抜けするほど自然である。
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<br />
歩いて登れないほどの滑りやすい急斜面にi-ACTIV AWD装着車を止めて、再発進を試みる。 と、まるで乾いた舗装路のように、わずかなスリップもなく登坂を再開する。「実は大した悪条件ではないのではないか」と勘ぐってしまうほどだ。
<br />
<br />
一方、通常のフィードバック制御を組み合わせた最新の国産電子制御式4WDを持ち込んで試してみると、今度はバリバリと雪煙を上げてタイヤが空転するところから登坂が始まる。まずタイヤを回してみて、滑ったと気づいてからトルク配分の適正値を探るという行程は、今までのどんなに優れたフルタイム4WD車にも不可欠な儀式だったことを確認する眺めだった。
<br />
<br />
「なんだか派手に空転させながら走る車の方がスゴい性能に見えちゃうよね」というのは取材現場での笑い話だが、<b>実は4輪で的確に路面を捉えて粛々と走る</b>、という性能にi-ACTIV AWDのもう1つの特徴と可能性が秘められていることも書き添えないわけにはいかない。
<br />
<br />
言うまでもなく、タイヤが空転している状態では、車はほとんど前に進まない。つまり、通常のフィードバック制御による次の制御の案配を判断するための動作は、本来存在しない方がよい無駄な領域なのである。もちろんi-ACTIV AWDも予知せぬ現状に対応するために、フィードバックを兼ねた複合的な制御を行っているが、その領域を限りなくゼロに近づけることで、<b>エンジンが発生させたパワーを極限まで無駄なく路面に伝えることができるようになる。</b>
<br />
<br />
そしてi-ACTIV AWDにおける予知制御の領域が、積雪路のような極限の悪路だけでなく、未舗装路や降雨路、そして乾舗装路にまで及んでいることを考えると、必要最小限の幅のタイヤをフルに使い切る究極の高効率車実現の可能性まで視野に入るのだ。
<br />
<br />
駆動系開発畑一筋で、i-ACTIV AWDの開発を主導した八木康エンジニアは、いつかきっとFF車よりもよい燃費を実現してみせると開発者魂を燃やしている。
<br />
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「実は、スカイアクティブ テクノロジー以降の新世代フルタイム4WDについて、最初に私が練っていた構想は先代技術を一段進化させたものだったんです。ところが、その構想を上司に報告したところ“キミは自分の存在を否定するのか”と静かにつぶやかれましてね。目が覚めた結果が、i-ACTIV AWDです。こうなったら、とことんまでやりますよ」
<br />
<br />
i-ACTIV AWDの未来、きっとマツダの面々には予知できているのだと思う。ようやく梅の花が咲きはじめた頃なのに、初雪の便りを追いかけるドライブの計画を立てたくなるほどの新技術。さらなる進化にも期待したい。
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<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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<div class="author">text/山口宗久 photo/篠原晃一</div>
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