▲タフなクルマ。

ランドクルーザー70の人気は男らしいSUVへの回帰現象!?

期間限定で復活しているトヨタ ランドクルーザー70が驚くほどの人気ぶりを誇っています。SUVから無骨さが消えつつある今、あえてランドクルーザー70のシンプルかつ男っぽさが再注目されているのかもしれません。

そんな今ご提案したいのが、便利に使えながらワイルドさも感じさせてくれる個性派SUV。中でも、ラフに乗って面白そうなものに注目しました。

紹介するのはトヨタ ハイラックスサーフ(最終型)と日産 エクストレイル(旧型)。いずれもカーセンサーアフター保証対象車が総額200万円以下で狙えます。両車ともコンパクトではありませんが、大きすぎないボディで大人5名が快適に座れ、荷物もたっぷり積むことができます。

ランドクルザープラド譲りのタフさが特徴

ハイラックスサーフはかつて若者の間で大人気のSUVでした。しかし、SUVブームの終焉が近づくとともに日本での販売は低迷。2009年には日本で絶版となってしまいました。強靭なラダーフレームは兄貴分であるランドクルーザープラド譲りで、足回りもほとんど同じです。

ラダーフレームを採用するのはベースがハイラックス(商用車)だから、ということありますが世界の僻地での使用を考慮すると、モノコックでは“割れて”しまうこともあるからでしょう。裏を返せば、それほど“強い”車に仕立てられているんです。

走りはガッチリしていますし、スポーティさも必要十分です。ただ、最新の高級SUVのような走り、とまではいきません。コーナーを攻めるなんてことはほとんどないとは思いますが、実際にやってみると多少ですが不快なボディロールを感じることでしょう。見方を変えれば「昔ながらのSUVらしさが若干残るワイルドな風味」がイケてます。オフロード性能は本格派ですので、走破性の高さには満足いただけると思います。

▲日本での最終型となると、4代目ハイラックスサーフは先代モデルのモチーフを“現代”っぽくアレンジしたデザインです。北米やオセアニアでの人気は抜群で、「FOUR RUNNER」という名前で5代目が生産されています ▲日本での最終型となると、4代目ハイラックスサーフは先代モデルのモチーフを“現代”っぽくアレンジしたデザインです。北米やオセアニアでの人気は抜群で、「FOUR RUNNER」という名前で5代目が生産されています
▲リアゲートのウインドウは電動開閉式で、ゲートをわざわざ開けなくてもちょっとした荷物の出し入れができます ▲リアゲートのウインドウは電動開閉式で、ゲートをわざわざ開けなくてもちょっとした荷物の出し入れができます

ディーゼルモデルの魅力はワイルドな図太いトルク

エクストレイルは、徹底したマーケティングリサーチに基づいて開発されました。旧型となる2代目は、いわゆる“キープコンセプト”で進化したモデルですから、初代とデザインがよく似ています。

ボディは一回り大きくなり、ラゲッジスペースも拡大。撥水加工された脱着可能なラゲージボードとアンダートレイなどによって、使い勝手もすこぶる良好です。

4WDシステムは、車両の挙動や路面の状況で前後トルク配分を変更するオールモード4×4-iを装備。走行性はもちろん優れています。

中でも、オススメしたいのはガソリンモデルではなく「20GT」と呼ばれる2Lターボディーゼルモデルです。当初は6速MTのみの設定でしたが、追って6速ATも追加されました。ディーゼルターボモデルは2L車であることを忘れさせてくれるほど、図太いトルクが特徴です。この力強さはディーゼル特有の個性と言えますが、エクストレイルに今まで以上のワイルドさを与えている、とも言っていいでしょう。

昔はディーゼルと言えば、うるさく、黒煙をあげるイメージでしたが、技術の進化によって、今となっては静粛性が増し振動も抑えられ、洗練されたエンジンになっています。

▲旧型エクストレイルはキープコンセプトで進化を遂げています。初代より一回り大きくなったとはいえ、取り回しに苦労するほどではありません ▲旧型エクストレイルはキープコンセプトで進化を遂げています。初代より一回り大きくなったとはいえ、取り回しに苦労するほどではありません
▲ディーゼルモデル投入時は6速MTのみで、シートは撥水加工が施されていませんでした。後に6速ATと撥水加工シートが採用されました ▲ディーゼルモデル投入時は6速MTのみで、シートは撥水加工が施されていませんでした。後に6速ATと撥水加工シートが採用されました

中古車相場が上昇中!気に入った物件を見つけたらお早めに!

ハイラックスサーフは120万円台から狙えますが、エクストレイルのディーゼル車はガソリンモデルより希少なこと、高価なこともあって総額200万円以下のものはわずかです(2015年2月15日現在)。平均車両価格はハイラックスサーフが約176万円、エクストレイルのディーゼル車が約207万円。中古車相場はどちらも上昇傾向にあるので、格安な物件を見つけたなら早めに行動した方が良いでしょう。

いずれも海に山にと1年を通して、アウトドアシーンで活躍すること間違いありません。都会派SUVとして開発はされていますが、同時にラフに使われることも想定されています。そう考えると、できるだけラフに乗ったほうがカッコいいのかもしれません。

▼検索条件

トヨタ ハイラックスサーフ(最終型)&日産 エクストレイル「20GT」系(旧型)×総額200万円以下×CSA保証車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額200万円を超える場合があります