キープコンセプト、ということはそれだけ「先代はよく出来ていた」という証し
だとすれば先代を中古車で賢く購入するのもありだし、
また進化したのだから新型が総合的に優れているのは当たり前、でもある
では“ 買う”とすればどっちがいい?最近登場した注目の3台をチェックする!
X-TRAIL
日産 エクストレイル
 
道具としてガンガン使える100万円前後の旧型
新型は全長の延長がラゲージ拡大に貢献
 ベースモデルで200万円以下という求めやすい価格や、汚れを水洗いできる内装による使い勝手の良さなどをアピールし、SUV市場で長年トップシェアを確保し続けているエクストレイル。新型の外観はこれまでのイメージを踏襲しているが、全長が135㎜延ばされるなどサイズは大幅に拡大されている。
  その狙いは荷室の拡大だ。二重構造のフロアボードを外せば最大容量は603Lと、旧型の約1.5倍に。前後輪を付けたままのマウンテンバイクやサーフボードをそのまま載せられるスペースを手に入れているのだ。
良い意味での道具感は旧型のほうが上か?
 さらに新型はオン/オフ問わず、より素直な操縦性と高い踏破性をもたらすオールモード4×4-iと呼ばれる4WDシステムの採用や、CVTと組み合わされた新しい2.5L&2Lのエンジンによって、走りのポテンシャルも大幅アップ。性能だけでなく走りの質も大幅に高めている。
  広い荷室を求めていた人や、雪道など悪条件の下での走りにこだわる人なら、新型の進化は間違いなく大歓迎のはず。価格が抑えられているのも評価できるポイントだ。
  一方で、車自体を遊びのためのギアとして、もっとガンガン使い倒したいという人、特に若いユーザーにとっては、コンパクトで取り回しが良く、内外装ともにチープではあるけれども若々しく、良い意味で道具感の強い旧型のほうが魅力的に映るかもしれない。ただし新型の価格を考えると、100万円台前半でないとうま味は少ないというのが正直なところである。
 
日産 エクストレイル(現行型)
icon_popup.gifカタログを見る
icon_popup.gif中古車相場表
icon_popup.gif中古車を探す

日産 エクストレイル(旧型)
icon_popup.gifカタログを見る
icon_popup.gif中古車相場表
icon_popup.gif中古車を探す
 
Report /島下泰久
※この記事は、カーセンサー関東版22号(2007年11月1日発売)の特集をWEB用に再構成したものです