キープコンセプト、ということはそれだけ「先代はよく出来ていた」という証し
だとすれば先代を中古車で賢く購入するのもありだし、
また進化したのだから新型が総合的に優れているのは当たり前、でもある
では“ 買う”とすればどっちがいい?最近登場した注目の3台をチェックする!
Fit
ホンダ フィット
 
依然として旧型でも日常の足に十分使える
室内はさらに広くなり乗り味の質も高い新型
 大ヒット作の後継車らしくコンセプトは不変の新型フィット。とは言えエンジンもシャーシもすべて新設計とされ、全方位に実力アップを図っている。
  見てすぐにわかるのは、ノーズを短縮してキャビン全体を前に出したスーパーフォワードキャビンの採用。これによって従来もクラス最大級を誇った室内容積をさらに拡大している。運転席に座ると、目の前の視線の広がりは、まるでミニバンのように余裕たっぷりである。
  1.3Lと1.5Lのエンジン、無段変速のトランスミッションも新設計。ともに出力が向上し、走りに余裕をもたせている。フットワークに関しても、パワーステアリングやサスペンションの絶妙な躾けによって、快適性を含めた乗り味の質がグッと高まった。特に、RSの名が与えられた1.5Lの走りは、ホットハッチと呼びたいほどの実力だ。
一部改良で改善された旧型ならまだ現役だ
 室内が広くなり、動力性能が向上し、乗り心地も改善されてと、最初に書いたとおり実力が全体に底上げされた新型フィット。しかし、それは一方で先代のような革新性には乏しいとも言える。いっそパワーはそのままで燃費をドーンと向上させるなどの提案があれば…。それはつまり、それだけ先代がよくできていたということでもある。
  そんな目で旧型を見てみると、例えばサスペンションの設定変更で、初期型での弱点とされた乗り心地が改善された2003年10月以降のモデルであれば、家族で使うファーストカーとしてもまだまだ不満を感じさせることはないはずだ。
 
ホンダ フィット(現行型)
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ホンダ フィット(旧型)
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Report /島下泰久
※この記事は、カーセンサー関東版22号(2007年11月1日発売)の特集をWEB用に再構成したものです