キープコンセプト、ということはそれだけ「先代はよく出来ていた」という証し
だとすれば先代を中古車で賢く購入するのもありだし、
また進化したのだから新型が総合的に優れているのは当たり前、でもある
では“ 買う”とすればどっちがいい?最近登場した注目の3台をチェックする!
VOXY/NOAH
トヨタ ヴォクシー/ノア
 
新型の室内は使い勝手が大きく進化、走りもいい
新型は室内空間も使い勝手も工夫いっぱい
 個性的な顔つきが目を引くものの、スクエアなボディ形状はこれまでどおり。外寸もほとんど変わらないのに、新型ヴォクシー/ノアは室内長を大幅に拡大し、着座位置やステップ高を下げて乗降性を高めるなど空間設計をさらに煮詰めてきた。
  使い勝手の面でも工夫がいっぱいだ。2列目シートに外側2列を簡単に180°回転できる回転対面シートを採用。中央席は跳ね上げ式とされ、外側2席にチャイルドシートを装着しても3列目までのウォークスルーを可能にしている。また3列目には簡単な操作で収納できるワンタッチスペースアップシートを採用。新設計フレームやクッションによって、乗り心地にもこれまで以上に配慮している。
乗り心地を考えるなら新型のほうが一枚上だ
 乗り味も大幅に洗練されている。ボディのしっかり感が格段に高まり、サスペンションは路面にしなやかに追従。実に気持ち良く走るのだ。また、新設計エンジンによる燃費とスムーズな加速感の両立も見逃せない。
  旧型もミニバンに求められる性能や使い勝手を過不足なく満たしている。しかし走りにこだわる人、3列目まで頻繁に人を乗せる人には新型を勧めたい。
  人気のせいか相場が全体に高めなのも旧型のマイナス要素。トランスミッションをCVT化して燃費と走りを俄然向上させた2004年8月のマイナーチェンジ後の売れ筋モデル、Xナビエディションで走行距離短めとなると150万円近くにもなる。このゾーンで狙っているなら、探すのは長期戦の覚悟が必要だ。
 
トヨタ ヴォクシー/ノア(現行型)
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トヨタ ヴォクシー/ノア(旧型)
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Report /島下泰久
※この記事は、カーセンサー関東版22号(2007年11月1日発売)の特集をWEB用に再構成したものです