▲スズキ 新型ソリオ 予想イラスト ▲スズキ 新型ソリオ 予想イラスト

新型ソリオに導入される新技術の正体とは?

2列シート5人乗りの背高ワゴンながら、両側スライドドアが採用され人気を呼んだスズキ ソリオ。2015年末までに世代交代が行われ、開発中の新しいテクノロジーが織り込まれるようだ。

▲こちらがワゴンR拡幅版から両側スライドドアの持ち主へと生まれ変わった3代目 ▲こちらがワゴンR拡幅版から両側スライドドアの持ち主へと生まれ変わった3代目

単なる軽自動車の拡幅版から一歩踏み込んだ作り込みに加え、ありそうでなかったボディサイズと乗りやすさがウケた現行ソリオ。そんなソリオが4代目へとバトンタッチする。

最大のトピックは、スズキがまだ登録車では市販化していないハイブリッド仕様がラインナップされることだ。2014年4月に技術が発表された、スズキは次世代商品群への採用を見越してシャシーやパワートレインの刷新を進めている。

ハイブリッドに関しては、構造的に比較的シンプルで既存ユニットが生かしやすいマイルドハイブリッドの実用化から始めた。スズキは、すでにエネチャージで減速エネルギーをリチウムイオン電池にためる技術を実用化している。これを発展させたのがマイルドハイブリッド。従来のものより回生エネルギーを多く生み出し、それを走行アシストに用いるシステムだ。

▲マイルドハイブリッドとともに新型ソリオの肝となる新たな軽量シャシー ▲マイルドハイブリッドとともに新型ソリオの肝となる新たな軽量シャシー

シャシーは、基本骨格となるフレームの通し方が見直された。補強部品が減らされたり、板厚が薄くされ、結果的に車重が15%軽くなる見通しが立っている。当然、これにより燃費性能と運動性能が向上するだろう。なお、シャシーは軽自動車用、Aセグメント用、Bセグメント用の3種類となる。次期ソリオには、Aセグメント用が用いられる。

外観はキープコンセプトとなるようだ。親しみやすさを強調した背高シルエットと両側スライドドアの組み合わせが継承されることは想像に難くない。インテリアは質実剛健なブラック基調に仕立てられ、収納ポケットが豊富でアレンジが多彩なリアシートが採用される。

発売時期は、2015年の東京モーターショーで公開された後になると思われる。

※2014年6月24日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

■予想発表時期:2015年12月
■全長×全幅×全高:3750×1640×1765(mm)
■搭載エンジン:1.2L 直4+モーター

text/マガジンX編集部