今週のイチオシ

ターボモデルとは違うもう一つの魅力とは?


日本にツーリングワゴンブームを巻き起こし、確固たる地位を築いたレガシィシリーズ。その中でも『GT』の名を冠する2Lターボモデルがスポーティで高い人気を誇っています。ですが今回のイチオシでは2.5L、3Lといった大排気量×ATでゆったりと乗れる、“大人”なレガシィをイチオシします。

大排気量NAモデルの魅力は、NAエンジンならではのフラットなトルク感、スムーズなレスポンスです。ターボモデルに比べて、高速での長距離巡航はNAモデルのほうが上手と言えるかもしれません。また、レガシィシリーズそのものの魅力とも言える『シンメトリカルAWD』により、左右の重心バランスに優れるほか、優れた走行安定性や危険回避性能を発揮します。

レガシィシリーズの魅力をもう一つ挙げるとすれば、それはボディバリエーションの豊富さでしょう。王者たる地位を築いたワゴン、スポーティセダンの筆頭格であるB4、悪路走破性に優れるアウトバック。“レガシィ”というブランドの中から自分の用途や目的に合った車種が選べるというのは、他の国産車にはないものです。それでは、レガシィシリーズ3タイプを紹介したいと思います。


スバル レガシィツーリングワゴン トップに君臨し続ける絶対的なワゴンの王者
レガシィらしさを継承しつつ、より一層スポーティさを追求するために3ナンバー化。エンジンの搭載位置を変更し、低重心化させた効果で、ヨーロッパプレミアムカーに匹敵する走りを実現。床面を可能な限りフラットにし、アンダーカバーも多用することで、ワゴンながらCd値 0.30という優れた空力性能を誇る


スバル レガシィB4 軽量化×低重心化で走行性能が飛躍的に向上
初代B4からのDNAは継承しながら、より一層スポーティさを強めた2代目。ボディ拡大による重量増を相殺するため、ほとんどすべての部品を設計し直し、徹底的な軽量化が図られた。エンジン搭載位置の変更などで4WDシステムをさらに低重心化させ、優れた運動性能とファントゥドライブを高次元で両立した

スバル レガシィアウトバック
海外での呼び名を襲名したSUVモデル
ワゴンをベースに、専用デザインのバンパーやフェンダーなどでSUV的なスタイルと性能を与えたモデル。2代目レガシィシリーズから設定されたグランドワゴン~ランカスターへと続くモデルの後継。アウトバックという名前はもともと海外での呼び名であったが、日本でもアウトバックを名乗ることになった


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