第261回 ポルシェ カイエン(旧型)【おいしい中古車】
カテゴリー: クルマ
タグ: クロスオーバーSUV / 高級 / 4WD
2013/03/15
車好きなら誰もが一度は乗りたいと思うのが、ポルシェではないでしょうか。スポーツカーメーカーとして広く知られる同社ですが、実はSUVもラインナップしています。今回は、そんな1台ポルシェカイエン(初代)をご紹介します。
フォルクスワーゲンと共同開発した初代カイエンが登場したのは、2002年9月。ポルシェ初のSUVとして多くの注目を集めました。ファーストカーとして使えるポルシェというメリットがあり、911やボクスターなどのスポーツカーを求める層とは異なる客層を獲得したのです。
ボディサイズは4782×1928×1699mm(全長×全幅×全高)という堂々たる体格で、大人5人がゆったりと過ごせる上、荷物もたっぷり積むことができます。それでいて、走りはしっかりポルシェしているという点こそが、ヒットにつながった最大の要因といえるでしょう。
もちろん車高が高くなったことで、911やボクスターのようなコーナリングは難しいですが、ヘタなスポーツカーでは太刀打ちできないほどの動力性能と運動性能を備えています。
エンジンは3種類を用意。V6の3.5Lをベースに、V8 4.5LのNAとターボをラインナップしています。なかでもターボモデルは450馬力を発揮し、0-100km/h加速はわずか5.6秒。2トンを超えるSUVとは思えない怒涛の加速を可能にしています。
そんなカイエンも登場から10年以上が経過し、高嶺の花だった同車もいよいよ手の届く存在になってきました。相場のボリュームゾーンはまだまだ200万~300万円台ですが、なかには100万円台のカイエンも存在します。
例えば走行距離5.3万km+修復歴なしのカイエンSで、198.8万円(3月4日現在)という物件を発見しました。V8 4.5Lエンジンを搭載した同グレードの新車時価格が860万円なので、値落ち額は661.2万円になります。これがオトクと言わずしてなんといいましょう。修復歴がなく、走行距離もまだまだこれからですからね。
流通量は全国で300台近くあるので、グレードやボディカラーなど、好みに合ったものも選びやすい状況にあります。高くて手が出なかったものを安く買う、これこそ中古車最大の魅力ですが、カイエンはまさにそんな醍醐味が味わえる1台です。
Text/金子剛士
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- VIP=セダンの時代は終わった!? ラージサイズミニバンの2列4人乗り仕様で、極上の贅沢を味わおう
- マツダ CX-8の中古車流通量が増加中! 総額250万円からの選択肢が豊富に
- 【試乗】新型 アウディ A4 アバント│実用性の高いアバントボディがクアトロらしい俊敏な走りとマッチし、絶妙にバランスがとれた逸品
- 【名車への道】’14 BMW i8
- 新しいこだわりが凝縮されている、プジョー流PHEV 3008 ハイブリッド4【Car as Art !】
- 現行型アルファードの平均価格が300万円台に突入!! 中でも後期型の低走行車が超お得
- トヨタ RAV4の中古車が増加中|超低走行車が総額250万円から!