斬新なデザインで世界中に支持されたSUVといえば、日産の初代ムラーノ。現行型となる2代目も変わらぬ支持を得ています。今回はそんな個性的なスタイリングが魅力の日産ムラーノをご紹介します。

まるで彫刻のようなスタイルの2代目ムラーノが登場したのは2008年の9月。初代同様、圧倒的な存在感を放つSUVとしてデビューしました。斬新なデザインはそのままに、“D-プラットフォーム”と呼ばれる新型プラットフォームの採用でスポーティな走りを実現するなど、中身は大幅に進化しています。

さらに静粛性や乗り心地の良さもアップ。高級サルーンに匹敵するプレミアム感を演出しています。それは装備にも表れていて、エアコンは風を直接体に当てない“マイルドフローエアコン”を採用。キー連動型の室内照明システムなど、高級SUVならではの機能が豊富に盛り込まれています。

実用面においても、狭い道でのすれ違い時に重宝する“サイドブラインドモニター”や、車庫入れ時に役立つバックモニターなどが運転をサポート。エンジンは、直4の2.5LとV6 3.5Lの2種類で、トランスミッションは全車CVTとなっています。

肝心の相場ですが、人気が高いだけあって、これまではなかなか200万円を割ることはありませんでした。それが、4年経ったこともあってか、ようやく100万円台の中古車が登場してきたのです。

最安値の物件は、走行距離10.7万km(修復歴無し)の350XV FOURで、車両本体価格は189万円(9月24日現在)。走行距離は多めですが、新車時価格400万円オーバーの最上級グレードがこの価格なのは魅力的です。

走行距離が気になる人は、2.5Lモデルになりますが、走行1.8万km(復歴無し)で192.8万円といった物件もあります(9月24日現在)。登場から数年経っても安くならなかったことで、諦めていた人も多いでしょうが、いよいよ買いのタイミング到来です。

Text/金子剛士

フロントマスクは、ラジエターグリルと4連のプロジェクターヘッドランプが印象的。ワイドなイメージを与えるだけでなく先進性も感じさせる

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左右非対称のデザインで独創性を感じさせるインパネ。本センタークラスターはアルミとクロームメッキを組み合わせ高級感を演出

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リアシートは大柄な男性でもゆったり過ごせるスペースを確保。心地よさを追求したシート形状や素材などで、もてなしの空間を実現

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