iPodなどのデジタルオーディオプレイヤーに対応

その名のとおり箱形のスタイリングながら、独特のラウンドを帯びたキュートなスタイルを確立し、人気を集めている日産 キューブ。2代目(旧型)は左右非対称のリアウインドウなど、個性的なデザインで人気を集めました。今回は2007年10月に特別仕様車として設定された「キューブ ミュージックルーム」をご紹介します。

キューブ ミュージックルームは「14S」「15M」「14S FOUR」の3グレードをベースとして登場しました。新車時の車両本体価格は141.75万~160.6万円。専用色である「アッシュバイオレット」「パシフィックブルー」の2色を含む、全10色がボディカラーとして設定されており、インテリアは「ネオブラック」で統一されています。

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最大の特徴は、デジタルオーディオプレイヤー接続機能付きのCDオーディオ。最近ではiPodなどポータブルオーディオプレイヤーでの音楽鑑賞が主流ですが、車のオーディオは対応が遅れているのが現状です。入力端子を備えていない車は対応するAV機器を購入するか、FMトランスミッターなどを利用しなければなりません。

キューブ ミュージックルームはデジタル時計(ON/OFF切替タイプ)組込み型のCD一体型チューナーラジオを装備。ほとんどのミュージックプレイヤーに対応するAUX入力端子を備えています。さらにオートライト&フォグランプ、プライバシーガラスなど利便性の高い装備が加えられました。

装飾面でも、オリジナルの装備が満載。専用フロントグリル&ヘッドランプフィニッシャーのほか、ドアハンドルやフルホイールカバーなど外観がより豪華に飾られています。内装は専用シートとドアトリムクロス(スエード調トリコット)のほか、本革巻3本スポークステアリングやインサイドドアハンドル、エアコンスイッチが独自のパーツとなっています。

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本稿執筆時点でカーセンサーnetに掲載されている物件数は4台。価格は54.8万~94.5万円となっています。グレードはすべて「15M」で、走行距離は全体的に少なめ。ボディカラーは2台が「アッシュバイオレット」、1台が「パシフィックブルー」と、やはり専用色の割合が多めです。

もはや必須装備といってもいい、ポータブルオーディオの入力端子。社外品のオーディオを別途購入することに抵抗感がある方、純正品のスッキリしたデザインを重視したい方に、キューブ ミュージックルームはピッタリの1台です。興味をもった方は下の検索窓に「キューブ ミュージックルーム」と入力して、検索してみてください。


Text/渡瀬基樹