調査報告書 2012年4月
File No.124

トヨタ カローラアクシオ/フィールダー

※2012年4月5日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ カローラ|ニューモデル速報
トヨタ カローラフィールダー リアスタイル|ニューモデル速報トヨタ カローラ インパネ|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

史上初のダウンサイズを実施しながら室内スペースを確保

いよいよ、11代目となるカローラが、2012年5月11日に発表される。今回は直前情報を含めてお届けしよう。さて、次期モデルだが1966年の初代デビュー以来、初となる試みにチャレンジしているという。

なんと、外形サイズのコンパクト化が図られたのだ。全長は4ドアセダンのアクシオで50mm、ステーションワゴンのフィールダーでは60mmの短縮に成功している。なおかつ室内スペースは従来型よりも拡げられたという。

このコンパクト化は、自動車市場におけるユーザー層の高齢化を意識したもの。コンパクト化により最小回転半径は0.2m短縮の4.9mをマーク。また、細く角度が立てられたAピラーや左右まで回り込んだフロントウインドウ、斜め前方視界を改善するべく、設置位置が見直されたドアミラーなど、運転のしやすさに重点が置かれている。

ステーションワゴンのフィールダーは、全長こそ短縮されるものの、長方形に成型されるリアウインドウや、縦長のリアコンビランプなど、細かい意匠の変更により、決してプアには見えないデザインとなっている。また、新たにハッチゲートに樹脂素材が用いられることもニュースだ。ゲートを軽量化することで、ハッチの使い勝手もあがるだろう。

エンジンは、1.5Lの直4がメイン。ただし、セダンのアクシオに1.3Lユニットが復活する。またワゴンのフィールダーは上級グレードに1.8Lエンジンもラインナップされるようだ。「大人4人が安心・安全・快適に長距離を移動できる最小のクルマ」という原点に立ち返ったカローラ。ボディは小さいが、車市場においては巨人である。発表が待ち遠しい。

以上