調査報告書 2011年7月
File No.091

スバル インプレッサWRX-STI S206

※2011年7月21日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

スバル インプレッサSTI S206 予想CG|ニューモデル速報
スバル インプレッサSTI S206 ブレーキキャリパー|ニューモデル速報スバル インプレッサSTI S206 シリアルプレート|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

ファイナルモデルのSTIチューン

STI(スバルテクニカインターナショナル)が、腕によりをかけてインプレッサをチューンしたWRX-STI。初のモデルは2000年、初代のモデル末期に限定300台が投入された。

2代目モデルでは、2002年のS202、2005年のS203、2006年のS204をリリース。現行モデルでは、2010年に5ドアハッチバックベースのR205が限定400台で発売された。そして現行型のフィナーレを飾るS206が準備を開始したようだ。

今回ベースに起用されるのは、標準モデルではなく2010年末に発表された4ドアの「tS」だという。カーボンルーフやアルミ製フードを身にまとった軽量仕様といってよい車両だ。フロント倒立式ストラットや専用チューンが施されたスプリングなど、足回りも豪華なモデルだった。

S206では、さらに大径の専用スタビライザーやドリルドローターが用いられるブレンボ製ブレーキ(写真右上・写真はスリットローター)を採用。しかもこのブレーキは、R205ゆずりのフロント6ポット:リア4ポット仕様だ。この強力なストッピングパワーをR205より1インチワイドな19インチタイヤが受け止める。

エンジンは専用ターボやECU、強化シリコンゴム製インテークダクトなどが施されることで、最高出力320psを達成する。登場時期は2012年の初頭に発売、デリバリーは同2月からという予定。販売台数は300台の計画で、センターコンソールにはシリアルナンバーの入ったプレートも装着される(写真右下)。価格は520万円前後に設定される模様だ。

以上