オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:スバル インプレッサSTI

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■日本が誇る“車ガラパゴス化”の象徴
スバル インプレッサSTI|日刊カーセンサー
世界に誇れる日本車の代表として4WDスポーツが挙げられる。なかでもWRC(世界ラリー選手権)参戦とともに、進化を遂げてきたスバルインプレッサSTIと三菱ランサーエボリューションは世界でも類を見ない誇るべき“車ガラパゴス化現象”の代表例だ。

3代目となるインプレッサSTIは2007年10月に登場。これまでのセダンボディからショートオーバーハングの5ドアボディとなり登場。4ドア車は2010年7月に追加された。エンジンは2Lターボと2.5Lターボの2種類で、どちらも水平対向4気筒。2Lは6MT、2.5Lにはパドルシフト付き5ATが組み合わされる。駆動方式はAWDのみだ。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■低価格車が増えてお得感が高まった
スバル インプレッサSTI相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 5月の時点では290万円近かった平均価格だが、この3カ月で約15万円の値落ち。
200万円割れの中古車も登場した
台数 6月から7月にかけて、流通台数が減少していたが、4ドアの登場後に再び増加。
5ドアから4ドアへの乗り替えも多い
距離 小幅な変動はあるものの、この3カ月間の平均走行距離は1.1万~1.2万kmの間に収まっており横這いと言える
2007年10月に登場したスバルインプレッサSTI。2Lターボ+6MTのみというモノグレードだったが、2009年2月に2.5Lターボ+5AT車のA-Lineの追加、2010年7月の内外装+足回りの変更、さらに4ドア車の追加などの仕様変更を行ってきた。

流通台数は140台で、最安値は200万円を切り189万~375万円。平均価格は276.2万円まで下がっている。グレードではモデル初期からある2L車が多いが、2009年2月以降では5AT車が60%以上と6MT車を上回る流通台数となっている。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■200万円前半で狙えるようになった6MT車
スバル インプレッサSTI|日刊カーセンサー スバル インプレッサSTI 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 78台 189万~375万円
新車時価格315万円スタートのインプレッサSTI。アグレッシブな2L車と、しっとりとした味つけの2.5L車。搭載するエンジンによって車の味つけが異なる。どちらもSTIの走りに間違いないが、ここはおトク度を考えて、総額250万円でも買えるようになった2L車を選びたい。

修復歴ありなどのワケアリ物件ならば、100万円台の中古車もある。しかしそこはスポーツカー。できるだけコンディションの良いモノが欲しいところ。値落ちが進んだ影響で総額250万円で十分に選べるようになった。最高出力308馬力、最大トルク43.0kg-mというハイスペックなエンジン。前後のトルク配分を制御するDCCD、走行特性が変えられるSIドライブ…など、高いポテンシャルをもった車が新車時価格から約100万円も下がり、割安感が増している。WRCで磨かれた走行性能は、一度乗れば魅了されること間違いなしだ。
Text/萩原 文博