調査報告書 2010年1月
File No.021

トヨタ マークX Zio

※2010年1月21日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ マークX Zio|ニューモデル速報
トヨタ マークX Zio現行型|ニューモデル速報トヨタ マークX Zio現行型室内|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2010年8月
●全長x全幅x全高:4695×1785×1550(mm)
●搭載エンジン:2.4L直4、3.5LV6

堂々たるフロントフェイスを獲得。インテリアも質感の向上が図られる

トヨタデザインの新しい方向性を示す車として登場するも、販売状況は低空飛行を続けるマークX Zio。販売不振からの脱却を図るべく、2010年8月にマイナーチェンジが行われるようだ。

まず、不調の理由を分析していくと、ライバルであるホンダのオデッセイに比べて「シャープさがない」「マークXを名乗っているのに、内装の質感が低い(写真右下参照)」といった理由が挙がっている。

そこで、引き締まった外観を実現するべく、フロントマスクに大幅な手直しが施されるようだ。写真左をご覧いただきたい。フロントバンパーはもちろん、ヘッドランプやラジエターグリル、ボンネットにまで変更が及んでいることがわかるだろう。よりワイドに見えるマスクになりそうだ。

次にインテリアだが、インパネに張られた化粧フィニッシャーやスイッチ類のクオリティが高められるほか、シート表皮のデザインも見直されるはず。モダンな印象が強いコックピットには新たに木目調パーツが用いられるなど、高級感の演出が図られることになる模様。

現行モデルは、多様性を訴えてコンセプトがボヤけてしまった感が否めない。箱型のモデルに比べて、全高の低いセダン派生タイプのミニバンは、のきなみ苦戦を強いられている。モデルライフ後半に向けてインパクトを取り戻すためにも、3列シートが備わっているミニバンであることがしっかりと訴求される公算が大きい。

以上