第2回 トヨタ プログレ(絶版) 【エコカーより安い「eco円」カー】
カテゴリー: クルマ
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2009/10/13
価格が安いから、超高級車もeco円が安くなる
eco円について
車両本体価格÷10・15モード燃費。ここからはじき出される数値が少なければ少ないほど、10・15モード燃費で 1km/Lあたり稼ぐために支払うお金も少なくなります。それが「ECO円」。安くて燃費が良い車ほど、数値が低くなります。つまりそれだけ環境にもお財布にも優しいというわけです。
エコカーやコンパクトカー、ミニバン人気のなか、排気量の大きなセダンは敬遠されがち。すると、中古車価格は下がります。そのため、購入後のトータルコストで考えれば超高級セダンのほうが軽自動車よりもお買い得、なんてこともあるのです。
その一例が「セルシオ品質」を謳うトヨタプログレ(絶版)でしょう。原稿執筆時点では、10万円以下で3台も見つかります。ですが10万円以下という価格では、人気のスズキワゴンRなら現行型はもちろん、旧型も買えないのです。
今回見に行ったのは26万8000円の中古車ですが、それでもeco円は2万6800円。一方、新車のワゴンRのeco円が4万7500円(FX/4AT)。また、どれだけ走れば価格差が解消できるかといえば、約12万kmも走らなければなりません(ガソリン代を120円として計算)。もちろん乗り心地も風格もプログレが上であることは言うまでもありません。
その一例が「セルシオ品質」を謳うトヨタプログレ(絶版)でしょう。原稿執筆時点では、10万円以下で3台も見つかります。ですが10万円以下という価格では、人気のスズキワゴンRなら現行型はもちろん、旧型も買えないのです。
今回見に行ったのは26万8000円の中古車ですが、それでもeco円は2万6800円。一方、新車のワゴンRのeco円が4万7500円(FX/4AT)。また、どれだけ走れば価格差が解消できるかといえば、約12万kmも走らなければなりません(ガソリン代を120円として計算)。もちろん乗り心地も風格もプログレが上であることは言うまでもありません。
トヨタ プログレ 3.0
NC300 ウォールナットパッケージ |
「セルシオ品質」で一台一台丁寧に仕上げられた超高級車
扱いやすい5ナンバーサイズの高級車として、1998年にデビューしたプログレ。高級車ですから装備が豪華なのはもちろんですが、それだけではありません。「セルシオ品質」を謳い、プラットフォームはマークII系、足回りはクラウン系。さらに「小さなビス一本に至るまで正確なトルクで締め付けるなど、一台一台ていねいに仕上げています(プレスリリース)」とまで言います。
静粛性に関しても、音の発信源を消すために溶接ポイントまでこだわられ、さらに車載型サウンドシミュレーターを使って徹底的にネガをつぶしたというほど。
静粛性に関しても、音の発信源を消すために溶接ポイントまでこだわられ、さらに車載型サウンドシミュレーターを使って徹底的にネガをつぶしたというほど。
本木目+本革シートは、クリーニング済みでとてもキレイ!
取材車両は3Lを搭載するNC300。なかでも本木目、つまり「なんちゃって」の木目調シールではなく本物のウォールナット(くるみ)が使われ、丁寧になめされた牛革が使われたシートが備わる、ウォールナットパッケージです。
走行距離の割に内外装があまりにもキレイなので聞いてみると、小キズの修理やクリーニングを徹底的に行ったそう。装備が充実していることもあり、とても30万円以下で売られている中古車には見えません。
この車はオークション(中古車の市場)で「程度が良かったので」仕入れたとのこと。値頃感の割に装備が充実しているので、プログレは人気があるのだとか。ボディ色も、あまり見かけない深みのあるブルーが大人の雰囲気を演出してくれます。
見ても座っても動かしても、とても30万円以下とは思えない一台。それでも、これより高い軽自動車やコンパクトカーを買いたいですか?
走行距離の割に内外装があまりにもキレイなので聞いてみると、小キズの修理やクリーニングを徹底的に行ったそう。装備が充実していることもあり、とても30万円以下で売られている中古車には見えません。
この車はオークション(中古車の市場)で「程度が良かったので」仕入れたとのこと。値頃感の割に装備が充実しているので、プログレは人気があるのだとか。ボディ色も、あまり見かけない深みのあるブルーが大人の雰囲気を演出してくれます。
見ても座っても動かしても、とても30万円以下とは思えない一台。それでも、これより高い軽自動車やコンパクトカーを買いたいですか?
高級車の名に恥じないインパネ
浮かび上がるオプティトロンメーターや、電動のチルト&テレスコピックステアリング、ワイヤレスキー、木目のつながりまでこだわられた本木目パネルなど、さすが「高級車!」らしい装備
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次回はトヨタ オーパをピックアップ! コンパクトなボディながら、広々とした室内と燃費の良さがウリの車が、実は意外と安い…!? |
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