第72回 スズキ ジムニー KANSAI 【見つけたら即買い!?】
2009/06/10
■山本寛斎氏とのコラボでより個性的になった本格オフロード軽自動車
1970年の初代登場以来、本格オフロード軽自動車として唯一無二の地位を築いてきたスズキジムニー。モデルチェンジのスパンが長いことでも有名で、3代目となる現行型(JB23型)は1998年に登場。10年以上も小改良を繰り返しながら販売され続けています。今回はそんなジムニーのなかから、ファッションデザイナーの山本寛斎氏がプロデュースした特別仕様車、スズキジムニーKANSAIをご紹介します。ジムニーは日本車のなかで最も個性的で、かつ最も日本車らしい車の一つといえるでしょう。軽自動車という日本独自の規格に適合し、さらに小型なボディにパートタイム4WDを組み合わせる細やかな作りはまさに日本車ならでは。1960年代以降に小型車が続々とモノコックボディ化されたなか、いまだにラダーフレームを採用していますし、サスペンションも独立懸架全盛の現在でも、商用車以外ではほとんど例を見ない車軸懸架(リジッドアクスル)を採用しています。
そんな古典的な作りであるにもかかわらず(あるいは、古典的であるがゆえ?)、その人気は衰えることがありません。オフロードでの走行性能は小型車としてはトップクラスで、本格的な4WD走行を楽しみたい人の入門用として、はたまたダートを舞台としたレースでの競技車両としても人気を博しています。
前述したようにジムニーはモデルスパンが長いのも特徴。初代が登場した1970年は、トヨタカローラでいえばちょうど2代目(E20型)が登場した年です。そのカローラは現在10代目ですから、40年間で9代が作られてきた計算。いまだ3代目であるジムニーのライフスパンがいかに長いものであるかがよくわかります。このモデルライフの長さが評価され、2008年にはグッドデザイン賞の特別賞を受賞。10年以上にわたって同一の商品コンセプトで継続的に生産販売されている商品等に与えられる「ロングライフデザイン賞」を獲得しました。
この3代目ジムニーに初めて設定された特別仕様車が「KANSAI」。1999年6月に登場しました。新車時の販売価格は、5MTモデルが146万8000円、4ATモデルが156万6000円で、最上級グレードである「XC」がベース。ファッションデザイナーの山本寛斎氏が内外装を演出したファッション性の高いモデルで、ジムニーに機能性の高さだけでなく、オシャレな雰囲気を求めたい人にピッタリのモデルに仕上がっています。
エクステリアには専用色を設定。砂漠を連想させる専用車体色のウィローグリーンと、サターンブラックメタリックの2色が用意されています。黒いボディカラーは通常生産モデルには設定がないため、希少な存在といえるでしょう。さらにフロントグリルネットやバンパー下のスキッドプレート、リアマッドフラップ(後輪の泥よけ)などが設定されています。スペアタイヤや側面などに描かれた専用のデカールも、独特なキャラクターを醸し出しています。
内装はスポーティなデザイン。専用シート表皮やドアトリムクロスを採用したほか、本革巻きステアリングホイール、ホワイトメーターを標準装備。インパネの一部はカーボン調のデザインに変更されています。
原稿執筆時点でカーセンサーnetに掲載されている台数は8台。最高値は86万1000円、最安値は39万円でした。全体的に走行距離は多めで、安価な物件は10万kmを超えたものばかり。狙い目は50万円以上の物件といえそうです。カラーバリエーションはウィローグリーンとサターンブラックメタリックがちょうど半々でした。
車好きなら誰もがその実力を認めるスズキジムニー。通好みの一台であるがゆえに硬派なイメージも漂いますが、人気デザイナーの山本寛斎氏がアレンジしたKANSAIは実に華やかな雰囲気が漂います。軽自動車はサイズが小さいし、パワーがないからちょっと…という人には、兄貴分であるエスクード、グランドエスクードにも山本寛斎氏がコーディネートした「KANSAI」グレードがありますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。気になった方は、下の検索窓に「ジムニー KANSAI」または「エスクード KANSAI」と入力してみてください。
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第72回 スズキ ジムニー KANSAI 【見つけたら即買い!?】/旬ネタ
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