4号東海線六番北~木場間の完成で、ついに名古屋高速が全線開通
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2013/11/26
名古屋高速4号東海線の六番北ランプ~木場ランプ間(3.9km)が11月23日に開通した。今回の区間が完成したことで、建設・管理する名古屋高速道路公社が設立されてから43年目、最初の開通区間である3号大高線・高辻~大高間が開通してから34年目で、名古屋高速は全線が開通したことになる。
名古屋高速は名古屋市とその周辺をネットワークする指定都市高速道路で、東名高速、名神高速、東名阪道、伊勢湾岸道、名古屋第二環状道(名二環)、知多半島道路など、名古屋近隣の高速道路や有料道路に接続している。路線は都心環状線(R)と1~6号の放射状路線、1号と6号の先に伸びる11号・16号の9路線からなる。
名古屋市内の車の交通の約2割は名古屋高速が担っており、今回の開通で伊勢湾岸道と接続する東海JCTから名古屋駅までの所要時間は約20分(14分短縮)となった。並行する大高線が交通量が多かったことから、渋滞の削減という点でも効果が期待されている。
料金は環状線と1~6号からなる「名古屋線」と、11号・16号の「尾北線」で分けられており、普通車の場合は名古屋線が750円、尾北線は350円となっている(一部に特定料金区間あり)。ETC車による通行の場合、夜間割引(20%オフ)や平日昼間時間帯割引(15%オフ)、日曜・祝日割引(10%オフ)が設定されている。
指定都市高速道路は人口50万人以上の市の区域と周辺地域に整備される自動車専用道路。現在は名古屋高速、福岡高速、北九州高速、広島高速の4路線があり、今回の開通で広島高速以外は全線が開通したことになる。
なお同様に、道路法上では都道府県道や指定市道の扱いであり、道路構造令でも第2種の規格で設計されている首都高速や阪神高速も「都市高速」と呼ばれることが多い。制限速度(最高50~60km/hが多い)や、出入口が右側にも存在するという点でも共通しているが、首都高速や阪神高速は高速道路会社が運営しているため、厳密には指定都市高速道路とは異なる。