第35回:『アベンジャーズ』 【映画の名車】
カテゴリー: トレンド
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2008/09/30
スクリーンを飾ったあの名車、少ししか映らなかったけれど忘れがたい車…
そんな映画に登場した“気になる車”をカーセンサーnetで見つけよう!
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■映画のデキはイマイチでも、フェロモン全開のユマ・サーマンは最高!
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DVD『アベンジャーズ』(レンタル店で探してね!! )1998年・米 監督:ジェレマイア・チェチック 出演:レイフ・ファインズ/ユマ・サーマン/ショーン・コネリー/パトリック・マクニー/ジム・ブロードベント/フィオナ・ショウほか 販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ(生産終了)
さて、ユマ・サーマンを稀有な存在たらしめているのは、高身長でありながら少女のようなキュートさを兼ね備えていること。あのツルツルの広~いおでこが、年齢よりも幼く見せているのだろう。そんなユマの出演作の中から今回紹介するのが1998年公開の『アベンジャーズ』。異常気象が続くため、英国政府の極秘諜報機関は気象学者のミセス・ピール(ユマ・サーマン)に調査を依頼した。しかし、研究所と秘密裏に開発中だった気象シールドが破壊され、監視カメラに映っていたのはピールにそっくりの人物。無実を主張するピールは、諜報員のジョン・スティード(レイフ・ファインズ)と共に真犯人を見つけるべく奔走する…。
1960年代の英国のTVシリーズ「おしゃれ(秘)探偵」の映画化で、大御所ショーン・コネリーに『ハリー・ポッター』シリーズでおなじみのレイフ・ファインズと超豪華布陣にもかかわらず、「そんな映画あったっけ!? 」と首をひねる諸兄も多いだろう。それもそのはず、本作は脚本と演出がズタボロで、1998年度のラジー賞で最低リメイク賞を獲得してしまったほどのダメ映画。全世界でさんざんこきおろされて、出演者の黒歴史と化してる作品なのだ。
「そんなつまんない作品を紹介するなよ!! 」とのツッコミも聞こえてきそうだが、ラジー賞をとったからといっても見所が皆無なわけではない。本作は20代後半の一番いいときのユマの魅力がたっぷりと詰まっており、彼女の鑑賞用としては申し分ない作品なのだ。冒頭の赤いチャイナから始まり、バックレスのトップス、スエード地のミニスカート、レトロなピンクのワンピース、そして赤いトラックスーツ…。さながらファッションショーだが、すべての衣装が彼女の美巨乳や美脚を十分に引き出すために徹底されており、眼福しきりなのである。
確かにストーリー的にはかなり食い足りなく、ミセス・ピールのクローンもラスボスのショーン・コネリーも、本来なら泣いちゃうくらい強くないとつまんないのに、非常にあっけない。唯一ピールの愛車(鮮やかな水色のジャガー Eタイプ)を巨大な蜂ロボたちが大群で襲ってくるシーンはハラドキもので楽しめるが、その他のアクションはビックリするほどモタモタした感じで苦笑い必至だ。それでもまあ90分と尺も短いし、軽妙洒脱な会話の数々と、イギリスの素晴らしい風景を楽しめるし、なによりユマのキュートネスを存分に堪能できることはお約束しよう。
映画に登場する車たち
ジャガー Eタイプ
※写真は年式が異なります。
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