東京モーターショーを前にフェラーリ 488スパイダーが横浜でお披露目されたようです。冬のベイサイドをオープントップで駆け抜ける……。V8サウンドが夜空に突き抜けていくのを想像しただけで、もうたまりませんね。さて、いつかなりたいフェラーリオーナーですが、今週のニュースはフェラーリ社のオーナーになる?というものから。どうぞ!

経済

■フェラーリがニューヨーク市場に上場(10月20日|SBI証券)

『イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリが21日(水)にニューヨーク市場に上場します。著名ブランドであるため世界的に個人投資家の興味が高く、その特異な事業内容から機関投資家も注目している新規上場案件と考えられます。当IPO最大の注目点は、株式市場でどのように評価されるか、つまり、どのようなPERがつくのかということでしょう。3,000万円を超える「ぜいたく品」を個人に販売するという特異な事業のため、世界の株式市場を見渡しても類似企業が見当たらないためです。そこで今回はフェラーリ上場特集として、同社の株価評価に関する考え方を中心に、高級パフォーマンスカー市場の動向、事業内容についてご紹介いたします。フェラーリ車のオーナーにはなかなかなれませんが、フェラーリの株主になれるチャンスはできました!ご検討してみてはいかがでしょうか』

フェラーリの主人になれない人でも、フェラーリ社の株主にはなれそうです。

跳ね馬のフェラーリがニューヨーク証券取引所で新規株式公開(IPO)しました。公開価格の52ドルを上回る、61ドル前後まで一時は上昇したようです。“上場”ではなく上々の滑り出しとのこと。

PERとは株価収益率で、その会社の税引き後利益の何倍まで株価が買われているかを表します。その会社の投資価値を判断する指標のひとつで、高いほど高評価されていることになります。なお、フェラーリは30倍以上。好敵手のランボルギーニは単独で公開していないので不明。BMWが9.7倍。フォルクスワーゲンが5.5倍だそうです。ちなみに、ヴィトンなどのLVMHは21.4倍。つまりフェラーリは高級ブランド以上。

最近は外国株式口座が開設できる証券会社が増えているので、フェラーリ 488スパイダーのオーナーになるのは無理という方でも、フェラーリ社の(一部)オーナーになってみてはいかがでしょうか。

▲世界最大といわれるニューヨーク証券取引所で取引開始。証券コードはなんと「RACE」なのだとか。かっこいい! ちなみにアップルは「AAPL」、フェイスブックは「FB」です ▲世界最大といわれるニューヨーク証券取引所で取引開始。証券コードはなんと「RACE」なのだとか。かっこいい! ちなみにアップルは「AAPL」、フェイスブックは「FB」です

ランキング

■北米・車の信頼度トップはレクサスだった(10月22日|朝日新聞DIGITAL発)

『米有力消費者情報誌「コンシューマー・リポート」が20日発表した自動車ブランドの信頼度調査で、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」が3年連続で首位になった。2位「トヨタ」、4位「マツダ」、5位に富士重工業の「スバル」となり、日本勢が上位を占めた。昨年4位だった「ホンダ」は8位』

レクサスブランドとトヨタブランドのワンツーフィニッシュ。トヨタはスバルと「86」と「BRZ」に代表される提携関係があり、マツダとも次期スポーツカーを念頭に包括提携を発表していますので、ある意味で、トヨタ一色に染まった調査結果と言えなくもありません。おめでとうございます。

3位はアウディで、フォルクスワーゲンは13位だったとのこと(調査時は不正発覚前)。今後、この番付がどのように変化するのか気になるところではありますね。

▲日本のお話ではありますがマイナーチェンジを受けたレクサス LXも絶好調。1ヵ月で月間目標販売台数の400倍にあたる2000台を受注。ん? 逆算すると目標は50台/月だそう ▲日本のお話ではありますがマイナーチェンジを受けたレクサス LXも絶好調。1ヵ月で月間目標販売台数の400倍にあたる2000台を受注。ん? 逆算すると目標は50台/月だそう

マーケット

■トヨタ MIRAI、米国発売……購入希望者は2000名以上(10月23日|ITmedia発)

『トヨタ自動車(以下、トヨタ)は2015年10月21日(現地時間)、燃料電池車(FCV)「MIRAI」の米国販売を開始した。

トヨタは2014年12月に世界初の量産型FCVとしてMIRAIの国内販売を開始。メーカー希望小売価格としては700万円以上と高額であるにもかかわらず、発売1カ月で受注が1500台にも及ぶなど、環境に負荷を与えない自動車として国内外から多くの注目を集めている。国内では既に今すぐに注文したとしても、納期が2019年以降という状況で、非常に手に入りづらい状況だ』

話題になっているとおり、10月21日は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の劇中でデロリアンがタイムスリップしたと設定されている日。この日に合わせてMIRAIを発売し、同映画をプロモーションにも活用しているとのこと。

そのためにガルウィング仕様にカスタマイズされたMIRAIも登場! 市販車もこうだったら、もっと素敵なのに……。

▲水素ステーションの設置が進む北米カリフォルニア州でMIRAIの受注が好調。これを受けて生産計画を2016年に2000台、2017年には3000台程度に拡大するとのこと ▲水素ステーションの設置が進む北米カリフォルニア州でMIRAIの受注が好調。これを受けて生産計画を2016年に2000台、2017年には3000台程度に拡大するとのこと

イベント

■ノリで乗ってみたくなるハロウィンタクシー(10月23日|日産自動車(PR TIMES)発)

『日産自動車株式会社は、ハロウィン限定企画として、「RIDE ON HALLOWEEN by NISSAN」プロジェクトを開始いたします。本プロジェクト開始に伴い、2015年10月23日(金)より、特別サイトを公開いたします。

「RIDE ON HALLOWEEN by NISSAN」とは、ハロウィン限定の渋谷エリア無料送迎サービス。“ジャック・オ・ランタン”、“フランケンシュタイン”、“ミイラ”のデザインにラッピングされた“NV200タクシー”にて、専属モンスタードライバーがお客さまを送迎致します。唯一の乗車条件は、お客さまが、モンスターである(仮装をしている)こと。ゆとりのある広々とした車内空間で、これまでにない快適で刺激的な乗車体験をご堪能ください』

フランケンシュタインとミイラの運転能力はさておき、ジャック・オ・ランタンは「カボチャをくりぬいたランタン」の由来になった伝説上の人物のようです。天国に行くことも地獄に行くことも拒否され、この世をさまよっているのだとか。安心ポイントとしては旅人を道案内することもあるとされているところでしょうか。

このイベントは明記されているとおり、モンスターでないと乗せてもらえません。仮装していないと当然のごとく乗車拒否されますので、ご注意を。

▲NV200タクシーはニューヨーク名物“イエローキャブ”に選出されたワゴンタイプのタクシー。スペインやオランダなどでも活躍しているのだとか ▲NV200タクシーはニューヨーク名物“イエローキャブ”に選出されたワゴンタイプのタクシー。スペインやオランダなどでも活躍しているのだとか

まとめ

いよいよ来週は東京モーターショー。ニュースはその話題で占領されるでしょうが、このコーナーでは東京モーターショーに触れないで展開予定。(右にならえしない番組構成の)テレビ東京を見習う予定でございます!

今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。