「CEATEC JAPAN 2014」に車の未来を見に行ってきた!
カテゴリー: レース&イベント
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2014/10/15
「より便利で安全」な機能が最先端技術で次々と実現!?
編集部員A(以下、A) 未来がどうなるのかって知りたくないですか?
ぴえいる(以下、ぴ) 急にどうしたんだいAくん、占い師にでもなるつもりかい? それとも新手の新興宗……
A 車ですよ、車がこの先どう進化していくかってことです
ぴ そりゃあ空を飛んだり、ハンドルがなくても行きたい場所へ連れて行ってくれたり……
A 脳みそが小学生のままなんですね
ぴ 純真無垢な48歳と言ってくれ
A ぴえいるさんなら、車が空を飛ぶ頃までしぶとく、そして卑しく生きてそうですけど、とりあえずこの4~5年で実現されるかもしれない車の未来について見に行きましょう
そう言ってAくんが私を連れて行ったのは、最先端IT・エレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2014」。国内外の電気や電子メーカーだけでなく、自動車メーカーも毎年出展している。今年はトヨタとホンダ、マツダもブースを構えていたのだが、Aくんが連れて行ったのは自動車メーカーのブースではなかった。
ぴ え? トヨタとかマツダとかのブースは見ないの?
A まずは別のところを見てみましょう。今や自動車メーカーだけが車の技術を担っているわけじゃないんですよ。例えばこのスタンレー電気。同社は車のヘッドライトなどで有名ですが、今回のCEATECでは「アダプティブ・ドライビング・ビーム」という技術を紹介しています。対向車に当たる光だけLEDを消して防眩するという技術で、ソーシャル・イノベーション部門準グランプリを受賞しているんですよ
ぴ 対向車の感知は小型カメラが担うというわけか。今最も話題になっている青色LEDの技術も生かされているのかな?
A 青色LEDがなければ白色の光ができないですからね。実はこの技術、昨年もCEATECに展示されていたんですが、今回は同じ技術をマツダも展示しているんですよ
ぴ ってことはそろそろ実用化?
A わかりませんけど、実用化される日はそう遠くないかもしれないですね
ぴ あれ? なんでJ!NSのメガネが、大手自動車部品メーカーであるデンソーのブースに展示されているんだ?
A これは疲れや眠気を検知してくれるメガネだそうです。眼の角膜は微量の電荷を帯びているんですが、その電位差を検出し、分析することで眠いかどうかを判断し、スマホから注意喚起してくれるそうです
ぴ その技術にデンソーが一役買っているというわけか
A 同社はこのメガネの開発以前から角膜の電位差を検知するセンサーの研究を行っていたそうです
ぴ あ、電話がかかってくるとヘッドアップディスプレイに電話のアイコンが現れた……お! 手でそのアイコンを払うようにするだけで、電話を切ることができるんだ。このシャープの「3Dモーションセンサ」、楽しいなぁ
A アルプス電気の「次世代プレミアムコックピット」は、視線検知センサーを使って、ヘッドアップディスプレイに表示されたアイコンを見るだけで、操作したい機能を選択できるみたいです。また、シートが検知したドライバーの着席状態と視線検知センサー組み合わせて、体調や眠気も管理してくれるんですって
ぴ ま、これはそう簡単に実用化しそうにないね
A いえ、すべてではないですが、4~5年内に実用化が決まっている技術もあるそうですよ
その他にも操作性を向上させる技術や、無料のカーナビアプリに対抗すべく、至れり尽くせりな機能を備えたカーナビなど、様々な最先端技術が展示されていた。
ぴ いやぁ、こうして最先端技術を見ていると未来が明るく思えてきたよ。未来は決まっていない、自分たちで切り開くものだと。うん、何だか私、48歳にして結婚できる気がして……
A 車が空飛ぶ方が先でしょうねー