ツインリンクもてぎ内にあるHonda Collection Hallでは、開館15周年を記念したリクエスト展示SUPER GT編として「『公道からサーキットへ』~NSX-GTの変遷~」を行っている。期間は12月2日(月)まで。展示場所はホンダコレクションホ―ルの3階中央エリアとなっている。

NSX-GTは常設展示でも人気の高いモデル。展示会場には1996年のインターナショナルGT耐久シリーズ参戦車、1997年の全日本GT選手権シリーズ参戦車、2009年のSUPER GTシリーズ参戦車2モデルのほか、NSX-GTのエンジンやNSX CONCEPT-GTのシェイクダウンテスト映像を見ることができる。

「国産唯一のスーパーカー」と評されたホンダNSXは1990年にデビュー。量産車世界初となる高剛性のオールアルミモノコックボディの採用、3L V6 DOHCエンジン(C30A型)をシート後方に搭載したMRで、NAながら最高出力280馬力を発生した。

NSXが国内最高峰のツーリングカーレース「全日本GT選手権」(現・SUPER GT)に初参戦したのは1996年。GT500クラスに高橋国光選手/土屋圭市選手がドライブする「ADVAN BP NSX」がエントリーした。2000年には「Castrol 無限 NSX」を操る道上龍選手がポイントランキングトップになるなどの活躍を見せた。

市販車は2005年で製造中止となったが、NSX-GTはSUPER GTに2009年までエントリーしていた。

2014年シーズンはSUPE GTに「NSX CONCEPT-GT」という新たなマシンで参戦するホンダ。一時代を築いたモデルを眺めながら、ノスタルジーな気分に浸ってみるのも楽しそうだ。

1997年に全日本GT選手権に参戦した「avex童夢無限NSX」は第6戦(菅生)で5位入賞。ドライバーは黒澤琢弥選手/山本勝巳選手

1997年に全日本GT選手権に参戦した「avex童夢無限NSX」は第6戦(菅生)で5位入賞。ドライバーは黒澤琢弥選手/山本勝巳選手

ラストシーズンとなった2009年モデルはEPSON NSXとRAYBRIG NSXの2台を展示。ともにホンダコレクションホール初展示となる

ラストシーズンとなった2009年モデルはEPSON NSXとRAYBRIG NSXの2台を展示。ともにホンダコレクションホール初展示となる