トヨタ 1/X

プリウスの1/3という軽さでエコを促進

車両重量420kg…という途方もない軽量化を実現した1/X。この重さは現行プリウスのなんと1/3。当然、必要となる出力も少なくて済む。また135/60R14という最近としては極めて細いフロントタイヤをみても、その高効率な車の成り立ちがうかがいしれるだろう。
エンジンは化石燃料の消費を抑制するためフレックスフューエル(ガソリンとエタノールなどを任意の比率で混合した燃料が使用可能)仕様で、排気量は直2の500cc。そこにプラグインハイブリッドが組み合わされている。
全長×全幅×全高=3900×1620×1410mmの4シーターながら軽量なのは、ボディ骨格に航空機にも使われているCFRP(炭素繊維複合材)を、さらにハイブリッド用のバッテリーを現行のニッケル水素ではなく同等のパワーでより軽量なリチウムイオンとしたことが効いている。
トヨタ 1/X サイドスタイル
↑パワーユニットはリアシート下部に配置され、駆動方式はMRとなる。燃費はプリウスの2倍!を目指しているという