メルセデス・ベンツ Bクラス【東京モーターショー2011】
2011/12/01
前代未聞!? の飛躍的な進化を果たした新型Bクラス
「メルセデス・ベンツのモデルチェンジで、一度にこれだけの新開発技術を導入した例はこれまでありません」という、同社取締役であるトマス・ヴェーバー氏のコメントにあるとおり、新型Bクラスには数多くの新技術が採用されている。
まずパワートレインから見てみよう。M270と銘打たれた新型4気筒ガソリンエンジンは、同社の新しいエンジンシリーズの先駆けとなるもの。BlueDIRECT V6およびV8エンジンに導入された第3世代直噴システムがベースとなり、コンパクトクラスでは初めてBクラスに搭載される。縦置き、横置きいずれの搭載方法にも対応。排気量は1.6Lで、90kW/200N・mのB180と115kW/250N・mのB200の2タイプが用意される。
ディーゼルエンジンも新型だ。CクラスからSクラスまで採用されている第3世代コモンレール直噴エンジンであるOM651をさらに進化させたもので、排気量を1.8Lに縮小したほか多くの最適化が施されている。
新型7G-DCTデュアルクラッチトランスミッションもBクラスから搭載がスタートする新しい技術だ。この7速トランスミッションは極めてコンパクトなうえ、きめ細かいギアシフトを実現。常に最適なエンジン回転域を使うことができる。
またスタートストップ機能用電動オイルポンプの採用、駆動トルクの途切れないギアシフト、ATの快適性とMT並みの燃費効率の両立といった特長も備えている。2011年11月より欧州での発売がスタートしている。