愛車公開!SCANDALのTOMOMIがミニクラブマンを選んだ理由|Carsensor IN MY LIFE


8ヵ国10都市のワールドツアーや、47都道府県を回るツアーを成功させるなど、日本を代表するガールズバンド「SCANDAL」。実はBass&VocalのTOMOMIさんはクルマ好きでドライブ好きらしい。そんなウワサを聞きつけて無理を承知で「愛車を見せて」とお願いしたところ、なんとOKの返事が!

そうして彼女が乗ってきたのは、初代ミニクラブマン。愛車にクラブマンを選んだ理由や、いつか乗りたい憧れのクルマなどを聞いた。

カーセンサーを見て、クルマを買った

TOMOMI

――愛車のクラブマンは、いつ頃手に入れたのですか?
3年くらい前です。高校生の頃からバンドをやっていたので教習所に通う時間が全然なくて、2015年にやっと運転免許を取得しました。実は教習所には(SCANDALメンバーの)MAMIと一緒に通っていたんです。

MAMIとは教習所に通っているとき、「免許が取れたらどんなクルマに乗りたい?」という話もしました。最初は中古車にしようと思っていたから、クルマを買ったときはカーセンサーもよく見ていました(笑)

――おぉ、それはうれしい!
WEBでいろんなクルマをワクワクしながら見て、「これいいかも!」というクルマを見つけたらお店に見に行って……。クルマを選ぶのって、すごく楽しかったです。

――最初からミニクラブマンを買おうと決めていたのですか?
いえ、いろいろ目移りしていました。普通のミニはもちろん、フォルクスワーゲンのニュービートルや光岡のビュートも可愛いなと思って。私は都内で乗ることが多いから、小回りが利く小さなクルマを探していました。教習所のクルマも小さかったので「大きいとちょっと心配だなあ」と思っていました。

――ではなぜクラブマンを選ばれたのですか?
クラブマンは後ろのシートを倒すと、ハードケースにしまったベースも縦に積めるんですよ。あと最近はキャンプが趣味なので、クラブマンならたくさん荷物が積めるかなって。今はまだ友達と一緒にキャンプしていますが、これからは自分で道具を揃えてソロキャンプをしたいなと考えていました。

ビンテージなクルマに乗りたかった

TOMOMI

――たしかにクラブマンはキャンプにも似合いそうですね。
でも本当は別のクルマに乗りたかったんですよ……。

――え? どんなクルマですか?
アウトドア雑誌やWEBを見ていると、古いクルマでキャンプを楽しんでいる人が紹介されているじゃないですか。ああいう雰囲気に憧れていて。フォード ブロンコやトヨタ ランドクルーザーに乗りたいなと思っていたんです。

――ブロンコ! かなりマニアックなチョイスですよ
自分が乗っている姿を想像してワクワクしましたが、大きなクルマは現実的じゃない……。それで小さいクルマにしようと決めたのですが、その後も似たような雰囲気がある昔のミニやビートルばかりチェックしていたんです。

――ビンテージっぽいデザインが好きなんですね
そうですね! キャンプギアも、最初はビンテージ品ばかりチェックしていました。だけど現実では虫が苦手で(笑)。インナーテントがしっかりしているものじゃないと無理なんです。昔のクルマも「もし壊れたらどうしよう……」と考えちゃって。

――思い切って飛び出せなかった?
難しかったですね。だからいつか叶えることを目標にしつつ、比較的新しいけれど昔っぽい雰囲気があるクルマを見ていたんです。(スマホを取り出して)ちなみにコレが欲しかったブロンコです。

――黄色いボディが可愛いですね。というか画像がすぐ出てくるって、しょっちゅう見ている証拠じゃないですか(笑)
これくらい古いクルマだと、ブロンコもビートルもほとんどがマニュアル車なんですよね。私の免許はAT限定なので、限定解除をした方がいいかなとも考えています。

TOMOMI

――実際にクラブマンに乗ってみてどうですか?
すごく運転しやすくて気に入っています。私は植物が好きで、オフの日はグリーンショップ巡りをすることが多いんです。このクルマなら買ったグリーンをポンと積めるからすごく楽! 観音開きのバックドアも可愛いでしょう。

――ミニは走っても楽しいですしね
運転も楽しいし、エンジン音も気に入っています。最初は「うるさ!」って思ったのですが、すぐに心地よくなって。外観の雰囲気と揃えた丸いインテリアも可愛いですよね。

――このクルマに乗り始めてから3年。自分で手を加えたりということもしていますか?
マニアックに改造してはいないのですが、「こうやると可愛くなるかな」といろんなページを見たりします。

TOMOMI

――調べて実際にいじったりも?
実は買ったときはダッシュボードにポータブルナビが付いていたんです。でも丸くて可愛い雰囲気の中に四角い箱があるのがどうしてもイヤで……。

――確かに四角いものがあると、ちょっと異質かも
買ったお店では「ミニは大きなセンターメーターがあるから仕方ない」と言われたのですが、いろいろ調べたらメーターの下にナビを埋め込んでくれるお店を見つけたんです。すぐにそのお店に行って、私のクルマのナビも埋め込んでもらいました。

――フットワークが軽い(笑)
今はインテリアもスッキリと可愛い雰囲気になったので、すごく気に入っています。

今、新人に戻ったようにワクワクしている

TOMOMI

――SCANDALはプライベートレーベル「her」を立ち上げましたね。自分たちのレーベルをもちたいと、以前から思われていたのですか?
デビューしてからずっとメンバーの共通意識として「ワクワクしながら活動し続けることができたなあ」という思いがあって。分かれ道があったとき、より楽しい方を選んで歩んできたんです。

そしてデビューから10年が経ったとき、「この先、今以上にワクワクするにはどうしたらいいのだろう」とメンバーがそれぞれ考えていることがわかったんです。

――みんなが同じことでモヤモヤしていたんですね
そう。それがわかったとき、全員で話をしました。そして「今のままじゃワクワクが途切れてしまうかもしれない。それなら今と同じ場所にいるのではなく、まったく違うところに進んでみよう」ということになったんです。

――そして「her」が立ち上がったと。今の気持ちはいかがですか?
すごく新鮮で、まるで新人に戻った気分ですね(笑)。これからどこにでも行けるという感じでワクワクしています!

文/高橋満(BRIDGE MAN) 写真/杉田裕一[BGHE]

PROFILE
TOMOMI:人気ガールズバンド「SCANDAL」のメンバー。Bass&Vocal担当。抜群の演奏力と高い歌唱力でファンを魅了するだけでなく、SCANDALの楽曲の多くで作詞するなど、マルチな才能を発揮している。好きなアーティストは「七尾旅人」や「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」など。

INFORMATION
3月27日、SCANDALが両A面シングル『マスターピース / まばたき』をリリース。ポップかつパンキッシュな「マスターピース」と、ガーリーでミドルテンポなシティポップ「まばたき」というタイプのまったく異なる二曲となっている。6月からは全国ツアー「SCANDAL TOUR 2019 "Fuzzy Summer Mood"」も開催される。詳しくは下記公式サイトでチェック。