「子供みたいにワクワクした」ゴールデンボンバー・喜矢武 豊の新しい一面を引き出したホンダ NSX
2019/04/30
喜矢武 豊 × ホンダ NSX(現行型)
「エアーバンド」という言葉を世に広めたと言っても過言ではない、人気ヴィジュアル系バンド「ゴールデンボンバー」。
今回は、そのゴールデンボンバーでエアーギターを務める喜矢武 豊さん(通称・キャン様)とサーキット走行を決行! ご自身のカーライフやバンドメンバーとのエピソードについても詳しく伺ってきました。
ゴールデンボンバー
喜矢武 豊(きゃん ゆたか)
ヴィジュアル系エアーバンド、ゴールデンボンバーのギター。愛称はキャン様。楽曲のギターソロ中に行われる体を張ったパフォーマンスが人気。ライブに使用する段ボール製の小道具・大道具を手作りし、かつてライブで段ボール製のサックスや「真実の口」風アートを披露したダンボールアートの名手でもある。俳優として映画やテレビ、舞台でも活躍中。
インタビュアー
武田尚子(たけだなおこ)
一児の母でライター。「カーセンサーライターたるもの車を持たねば!」と一念発起し、出産後、ペーパードライバーを脱してBMW 3シリーズを購入したママドライバーでもある。エネルギーの源は宝塚。
スポーツカーもサーキットも初
ゲーム『グランツーリスモ』がお好きだと伺いました。現実世界でサーキットを初体験したご感想をズバリお聞かせください!
なんて楽しい日なんだと。こんなに楽しい撮影は初めてかもしれません!
グランツーリスモで1位になったときってすごい快感で、そのシーンを何度も見ちゃうんですが、あの世界観がリアルになった感じです。
走るごとに、「もう少しコーナー攻められるな」とか「今なら前の車抜けるな」とか見えてくるものがあって、コースを攻略する感覚もゲームみたいで。
走ってる間中、子供みたいにワクワクしてました。
NSXはいかがでしたか?
“男の浪漫”じゃないですけど、昔からスポーツカーに憧れはあって。スポーツカーといえば速い車。速い車といえばSNXというイメージだったんで……。
えーっと……N・S・Xです!(笑)
ち、ちょっと言い間違えただけです! 勘違いしてるわけじゃないです(笑)。
で、スポーツカーに乗るのも生でNSXを見るのも初めてですが、外見もすごくかっこいいし、ハイスピードで走ったときの安定感とか、ハンドル切ったときの自分と車のフィット感とか、ほんとええ車やなと。
運転するだけで楽しい、車そのものの魅力を教えてくれる車。すごく欲しくなってきました!
最高の賛辞!ホンダさん喜びますよ
実はそのホンダさんのお仕事でツインリンクもてぎを原付で走ったんです。
そのときにすごく気持ちよくて、車で走っても楽しいだろうなと思ってたらこのお話をもらって。ダメ元でプランを提案したらあっさり通ったので、カーセンサー神ってるなと。
ありがとうございます(笑)。サーキット走行もスポーツカーも初めてと思えない技術でした。運転お上手ですね!
そうですか? でも僕も、「意外にイケるな」とは正直思いました(笑)。
運転は好きなんです。昔、車でツアーを回っていたときも、僕と樽美酒(ダルビッシュ・エアードラム)とで基本運転してましたね。
たまに鬼龍院(きりゅういん・ボーカル)も運転するんですが、本人多分気づいてないんですけど、運転下手なんですよね。アクセルとブレーキの“パワー”がすごくて。僕、発車と停車のたびにずっと起き上がりこぼしみたいになってました(笑)。
それは酔いそうですね(笑)。当時は、車内で皆さんどのように過ごしてたんですか?
普段、絶対車酔いしない人が、鬼龍院が運転したときは酔ってました(笑)。
ライブの移動中は、みんな疲れて寝てることが多かったですね。モンハン(ゲーム)が流行ったことはありましたけど。ライブのネタを車で話し合うとかもないですかね。当時はマックに集まって話し合ってました。
だからただ乗ってても暇だし、長時間の運転も苦じゃないので、運転する方が楽なんです。とはいえ、福岡から千葉まで13時間運転して「ようやく寝れる~!」と思ったら、手違いでホテルが取れてなかったときは、さすがに車ひっくり返したくなりましたけど(笑)。その日は結局みんなで漫画喫茶みたいなところで雑魚寝しました……。
ライブのネタといえば、喜矢武さんのダンボールアート! あの技術の高さ、すごいですよね。
いやいや、それほどでもないんですけど、実は僕も最近、「結構すごいことなんじゃないか」って思ってきました(笑)。昔から想像したものを形にするのは好きだし得意だったんですよね。
そういうアイデアが運転中に浮かぶこともありますか?
ん~、それはどうでしょう。やはり会議でアイデアを出していくことが多いですかね。
今でも運転自体が楽しいんですけど、それは運転してるときって、ぼーっとできるし、考えごとも集中できるし、ある種ストレス発散になってるからかもしれません。だから、普段の車内では無音が多いんです。
ええー! 意外です。音楽とか聴くのかと思っていました……。
反対に、眠くなったときは眠気覚ましに爆音でL’Arc~en~Cielさんとか歌います。
じゃあご自身の曲なんかも……。
ゴールデンボンバーの曲? 歌いません! 聴き飽きているので、一瞬で飛ばします!
あと仕事するにも車っていいですよね。少し前まで舞台をやっていたんですが、車なら気兼ねなく台詞を声に出せるので覚えやすかったり、大きな声が出せて発声の練習になったり。「あ、こうやって声出せばいいんだ」って発見があったりします。
喜矢武さんは運動神経も抜群ですし、今日のサーキット走行を経て、今後モータースポーツへチャレンジしてみてはいかがですか?
いやぁ、すごい興味が出てきました! 実は、「耐久レース」ってやつをやってみたいんです。あれは周回数を競うんですよね? ゴールデンボンバーチームで出場するのもおもしろそうだなぁ。鬼龍院の運転に不安はありますけど(笑)。
●どこよりも早い新元号ソング
500円(税抜)/EAZZ-5010
〈収録曲〉
1. 令和
2. 令和(仮で平成と歌ってる鬼龍院デモver.)
3. 令和(オリジナル・カラオケ)
●全国ツアー2019
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