現役バリバリのワーゲンバスで、ゆる~い空間を作り出すファミリーキャンプの達人
2018/12/01
▲鎌田紘爾さん、41歳。大学職員。20代の頃はバイクに熱中。ツーリング先で過ごす道具を積んでいくうちにキャンプを楽しむようになる。家族が増えてからは5年前まで日産 エクストレイルを愛用していた予防措置をしておけば不安なく乗れるんです!
バーベキュー場の増加、グランピング人気の高まり、そして広大な自然の中で、日をまたいで過ごすキャンプインフェス(野外フェス)の普及など、以前とは比べものにならないほど、アウトドアを身近に感じられるようになった。
オフシーズンといっていい今の季節でも、都会からアクセスしやすいキャンプ場には大勢のファミリーやグループがやってくる。
そんな、週末の賑わいを見せるフィールドで、ひときわ目立っていたのが鎌田さん一家。
彼らが乗る「ワーゲンバス」こと、フォルクスワーゲン タイプ2は、多くのキャンプ好きが憧れる、人気のワンボックスカーだ。
▲近年は世界的にタイプ2が人気で、良質な中古車を入手するのは難しくなっている。鎌田さんによると、ボディの状態が一番重要だとか。パーツ類は供給量が多く、しかもそれほど高くないので、こまめな点検整備とていねいな運転を心がけていれば、維持は思ったほど難しくないそう
▲シンプルな運転席まわり。奥さまも運転しやすいよう、AT車に絞って探した「レトロなデザインにずっと憧れていましたが、古い車ですし、なかなか購入に踏み切れなかったんです」
しかしそうこうしているうちに、状態の良い中古車はどんどん少なくなっていってしまう。
「それで5年前に覚悟を決めて、専門店で見つけたのがこれ。ボディをライトブラウンに塗り替えて、シート生地や内張りも一部張り替えてもらったら、古さゆえの不安なんて吹き飛んじゃいました」
▲車内に入る柔らかな日差しが心地いい
▲新車販売時に設定されていたオーバーヘッドクーラーが付く。おかげで夏も快適独特の音と振動で存在を主張するエンジン、広い窓からの陽光が差し込む、温もりあふれる室内、そこから眺める景色……。
そのすべてが、鎌田さんは心地いいという。
「今の車にはない味がありますね。そのぶんメンテナンスフリーとはいきませんが、弱点の電気系を中心に予防措置を施しておけば不安なく乗っていられます」
「ウチはこれ1台だけだし、普段は妻が買い物に使ったりしていますから」
▲車体最後部の下にエンジンを搭載する設計につき、ラゲージの床は高め。それでも荷物は十分積める奥さまの佐栄子さんは「もうちょっと小回りが利くといいんですけど」というが、東京の狭い住宅街の道もストレスなく走れる取り回しの良さは、タイプ2ならでは。
「たくさんあるキャンプ道具の中から、今日はタイプ2に合うレトロなものを選んで持ってきました。
現地で合流した友人の家族と一緒に、2日間を楽しみます!」
タイプ2をバックに設営したゆる~い雰囲気満点キャンプサイトで、リラックスする鎌田さんたち。
古い車が織りなす贅沢な週末を、あなたも体験してみては?
▲友人の子供たちも設営をお手伝い。ビンテージのコールマンやキャンバス地のローチェアがゆる~い雰囲気を演出※本記事は、カーセンサー 2019年2月号(2018年12月20日発売予定)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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