▲車の外側がキレイになっても車内が汚いままだと気分は台無し。車内は運転中に触れる部分を中心に掃除していきましょう! どれも簡単で時間はそんなにかかりませんよ ▲車の外側がキレイになっても車内が汚いままだと気分は台無し。車内は運転中に触れる部分を中心に掃除していきましょう! どれも簡単で時間はそんなにかかりませんよ

インテリアのお掃除は100円ショップにあるものでお手軽に!

みなさん、春です! 冬の間は寒くて「外で冷たい水に触るなんて嫌だ……」と思っていたあなた。ほこりと花粉まみれの愛車を見て「そろそろ洗車でもしようかな」という気分になっているのではないでしょうか?

洗車をする際、外装だけをキレイにする人がほとんどだと思います。カーシャンプーで洗ってワックスをかける――。太陽の光で輝くボディを見たときの達成感は何物にも替え難いものですが、車内の掃除はいいんですか?

例えば、ガムの包み紙や空き缶などがあれば当然捨てるでしょうし、キャンプなどに行ったら泥がついた部分を拭き取ると思います。でも、目立つ汚れがなければ車内はそのまま……ということ、ありませんか?

そこで今回は、洗車時に忘れがちな車内の掃除を紹介します!

■ほこりまみれのシートを掃除する

まずは車に乗るたびに座るシート。ファブリックシートなどの場合、ほこりや髪の毛は体の重みや態勢を変えるときの動きでどんどん奥に入っていくため、意外と汚れているんです。奥に入った汚れを取ってあげればスッキリした気分で座ることができますよ!

<用意するもの>
●布団たたき
●掃除機(粘着カーペットクリーナーでも可)

まずは布団たたきでシートをたたいて、縫い目の奥などに入ったほこりや砂利を浮き出させます。大きく振りかぶってたたくと、布団たたきが室内灯などに当たって破損する危険性があるので、布団たたきを車内のシート以外の部分に当てないよう小さく動かすのがポイント。その後、浮き上がってきたほこりなどを掃除機で吸い取ればシートの掃除はバッチリです。

▲シート掃除のマストアイテムである布団たたき。最近は100円均一のお店でも購入できます ▲シート掃除のマストアイテムである布団たたき。最近は100円均一のお店でも購入できます
▲布団たたきのようについつい振りかぶってしまいがちですが、小さな動きでも十分です ▲布団たたきのようについつい振りかぶってしまいがちですが、小さな動きでも十分です
▲車内で使うなら小さなポータブル掃除機が便利ですが、吸引力が弱いのが難点。自宅で行う場合は延長コードを使って家庭用掃除機で吸い取るのもアリ。また粘着カーペットクリーナーでも代用できます ▲車内で使うなら小さなポータブル掃除機が便利ですが、吸引力が弱いのが難点。自宅で行う場合は延長コードを使って家庭用掃除機で吸い取るのもアリ。また粘着カーペットクリーナーでも代用できます

■手あかで汚れたステアリングを掃除する

運転中、ドライバーが常に触っているのがステアリング。特に運転中は緊張状態にあるため、手のひらは知らず知らずのうちに汗をかいています。そのため、手の汗や脂はステアリングにべっとり付いているんです。

<用意するもの>
●中性洗剤
●タオル(捨ててもいいTシャツでも可)

まず、水をたっぷり入れたバケツに中性洗剤をほんの少し(キャップ半分~1/4程度)入れます。そこにタオルを浸して固く絞ったら、あとはステアリングを拭くだけ。これを複数回繰り返した後に、水で濡らしたタオルで拭いて洗剤を取り、最後にから拭きしておしまいです。

▲ステアリングの掃除に中性洗剤を使う際、注意したいのは洗剤を入れる量。入れすぎると拭きとりが大変なので注意しましょう ▲ステアリングの掃除に中性洗剤を使う際、注意したいのは洗剤を入れる量。入れすぎると拭きとりが大変なので注意しましょう
▲ステアリングを拭くときのポイントはタオル越しにステアリングを握って、ギュッギュッと音がするくらいまで強めに拭くこと。もちろん、エアバッグが入った表面も忘れずに! ▲ステアリングを拭くときのポイントはタオル越しにステアリングを握って、ギュッギュッと音がするくらいまで強めに拭くこと。もちろん、エアバッグが入った表面も忘れずに!
▲洗剤を付けたタオルで最初に拭いた様子。写真では分かりづらいですが、タオルの表面はまっ茶色でした ▲洗剤を付けたタオルで最初に拭いた様子。写真では分かりづらいですが、タオルの表面はまっ茶色でした

■ほこりがついたシートベルトを掃除する

意外と忘れがちなのが、洋服の上からかけるシートベルト。何年も掃除しないとほこりや汗が染み込んでいたりします。特に、車内で喫煙していたり、窓を開けて運転していたりする場合は丁寧に掃除しましょう!

<用意するもの>
●中性洗剤
●タオル(捨ててもいいTシャツでも可)

中性洗剤を薄く溶かした水、またはぬるま湯で濡らして、固く絞ったタオルでシートベルトを拭いていきます。次に水で濡らしたタオルで洗剤成分を拭きとり、最後はから拭きするだけ。ステアリングと同様、とても手軽に掃除できます。

非常に手軽にできる掃除ですが、1点だけ注意が。車種によっては取扱説明書に「シートベルトの手入れの仕方」が書かれていて洗剤などが指定されている場合があります。必ず掃除をする前に確認してください。

洗車するときはエクステリアだけでなく、インテリアも行うとスッキリとした気分で愛車に乗ることができます。洗車の際にはぜひお試しください!

▲用意するものはステアリング掃除とほぼ同じ。もし、中性洗剤がない場合はぬるま湯で拭いても良いでしょう ▲用意するものはステアリング掃除とほぼ同じ。もし、中性洗剤がない場合はぬるま湯で拭いても良いでしょう
▲収納されているシートベルトを全部出し切って、力強く拭き取ります。このとき、シートベルトが乾くまで巻きとらないように注意しましょう ▲収納されているシートベルトを全部出し切って、力強く拭き取ります。このとき、シートベルトが乾くまで巻きとらないように注意しましょう
text/高橋 満(BRIDGE MAN) photo/福嶌弘(編集部)