▲今年のアウトドアデイ ジャパン 東京は残念ながら雨模様。しかし、「逆にテントのレイン性能がわかる」とアウトドアフリークが熱心にチェックしていた ▲今年のアウトドアデイ ジャパン 東京は残念ながら雨模様。しかし、「逆にテントのレイン性能がわかる」とアウトドアフリークが熱心にチェックしていた

シーズン幕開けを告げるアウトドアイベントに行ってきた!

もうすぐゴールデンウイーク! この時期になるとアウトドアフリークは、居ても立ってもいられなくなるはず。早く遊びにいきたい、自然を満喫したい! そんな思いに応えるように開催される恒例のイベントが「アウトドアデイ ジャパン」です。

縦走キャンプ、ツーリングキャンプ、サーフキャンプなど、キャンプといっても様々なスタイルがありますが、圧倒的多数の人が楽しむのはファミリーキャンプでしょう。都会の喧騒を離れ、家族やグループと一緒に広いキャンプ場で過ごす時間は至福のひとときです。

ファミリーキャンプを楽しむ際は多くの道具を車で運ぶことになります。中でもテントとタープはアウトドアライフの拠点となる基地。荷室の中でもかなりのスペースを取ります。それだけにどんな車を選ぶかで道具選びやキャンプ場での楽しみ方も変わってきます。そこでキャンプ場で見かける代表的な車とともに人気アウトドアメーカーのテントやタープをご紹介しましょう。

Lクラスミニバンなら大自然でもラグジュアリーに過ごせる

▲ハイクラスキャンプを楽しもうと思ったら車もビッグサイズに。かつてはハイエースやランドクルーザーに乗っている人が多かったですが、今はアルファードやヴェルファイアが人気です ▲ハイクラスキャンプを楽しもうと思ったら車もビッグサイズに。かつてはハイエースやランドクルーザーに乗っている人が多かったですが、今はアルファードやヴェルファイアが人気です

区画整理されていない広大な芝生のキャンプ場で圧倒的なオーラを放つのが、アルファードを筆頭とするLサイズミニバンのオーナーです。広い荷室空間を武器にフルサイズのテント&タープ、大きなクーラーボックスと調理台を数セット設置。超快適なアウトドアリビングを作り出します。

夜はたき火を囲みながらダッチオーブンを楽しみ、ランタンや食器類などにもこだわる。その優雅な暮らしぶりに周囲のキャンパーは「いつか僕も……」と決意します。ちなみに、Lクラスミニバンと双璧をなすのがBMW X5やポルシェ カイエンなどのプレミアムSUVです。

▲ハイクラスキャンプを楽しむための筆頭が、コールマンのマスターシリーズ。写真の「ウェザーマスター(R)ワイド2ルームコーチ」はテントとスクリーンタープを一体型にした設計。これひとつで4人~6人でキャンプを楽しめる。価格は14万400円(税込) ▲ハイクラスキャンプを楽しむための筆頭が、コールマンのマスターシリーズ。写真の「ウェザーマスター(R)ワイド2ルームコーチ」はテントとスクリーンタープを一体型にした設計。これひとつで4~6人でキャンプを楽しめる。<14万400円(税込)>
▲こちらは、ドームについたジョイントを伸ばすだけで組み立てられるクイックシステムを採用したLOGOSのプレミアム オクタゴン ルームプラス。所要時間はわずか10分。ドームの高さは215cmもある。価格は14万5000円(税別) ▲こちらは、ドームについたジョイントを伸ばすだけで組み立てられるクイックシステムを採用したLOGOSの「プレミアム オクタゴン ルームプラス」。所要時間はわずか10分。ドームの高さは215cmもある。<14万5000円(税別)>
▲ラグジュアリーなキャンプを楽しむならこだわりたいのが灯り。ホワイトガソリンランタンを数個置いて暗闇を明るく照らそう。ケースに入れるとそれなりにかさばるが積載力のある大型ミニバンなら安心 ▲ラグジュアリーなキャンプを楽しむなら、こだわりたいのが明かり。ホワイトガソリンランタンを数個置いて暗闇を明るく照らそう。ケースに入れるとそれなりにかさばるが積載力のある大型ミニバンなら安心
▲湖そばのキャンプ場でカヤックを楽しむ。そんな優雅なキャンプを楽しめるのもLクラスミニバンならでは。空気で膨らますタイプならカヤックを荷室に積んでいくことができる ▲湖そばのキャンプ場でカヤックを楽しむ。そんな優雅なキャンプを楽しめるのもLクラスミニバンならでは。空気で膨らますタイプならカヤックを荷室に積んでいくことができる

軽自動車やハッチバックならコンパクトに収納できるギアを

▲1BOXタイプ以外の軽自動車でキャンプなんて少し前までは考えられなかったが、アウトドアギアのコンパクト化と軽自動車の大スペース化が進んだため、今では後席を倒さなくても4人分の荷物を積んで出かけられるようになった ▲1BOXタイプ以外の軽自動車でキャンプなんて少し前までは考えられなかったが、アウトドアギアのコンパクト化と軽自動車の大スペース化が進んだため、今では後席を倒さなくても4人分の荷物を積んで出かけられるようになった

駐車場の関係で軽自動車やハッチバックしか選べないけれどアウトドアを楽しみたい。そういう人にとって車の選択肢は軽1BOXしかありませんでした。

しかしここ数年、アウトドアメーカー各社から多人数で楽しめるのにコンパクトに収納できるアウトドアギアが発売されたことにより、車の選択肢が劇的に広がりました。例えばトールワゴンタイプの軽自動車でも、後席を倒さずに家族4人分の荷物を積んでキャンプに行けるようになったのです。

また、「野外フェスのようにテントはあくまで寝るスペース。寝る時間以外は自然の中で遊ぶ!」という人からもコンパクトなテント&タープは人気です。クーラーボックスは積載時に折り畳めるソフトタイプがオススメ。

現在は多くのキャンプ場でレンタル品が充実しているので、かさばりやすく車にニオイが付きやすいキッチン周りの道具はレンタルすると割り切るのもアリです。

▲コールマンが提案する“ロースタイル”を具現化したギア。地面に近い場所で生活すると、非日常を味わえる。ロースタイルは道具を驚くほど小さく畳めるのもメリット<テント(ウインズライトドーム /240):3万4560円、タープ(ウインズライトヘキサタープ /S):1万6200円(ともに税込) ▲コールマンが提案する“ロースタイル”を具現化したギア。地面に近い場所で生活すると、非日常を味わえる。ロースタイルは道具を驚くほど小さく畳めるのもメリット<テント(ウインズライトドーム /240):3万4560円、タープ(ウインズライトヘキサタープ /S):1万6200円(ともに税込)>
▲近年流行している1ポールテント。雨が降っているときでもさっと立てたり畳めたりするので、すごく楽! 写真はLOGOSの「ナバホ Tepee」シリーズ。ふたつのテントをヘキサタープでつなげば、小さなテントでも家族全員で楽しめる<テント(ナバホ Tepee 300):1万8800円、タープ(ナバホ Tepee ブリッジヘキサ-AE):1万3900円(ともに税別)> ▲近年流行している1ポールテント。雨が降っているときでもさっと立てたり畳めたりするので、すごく楽! 写真はLOGOSの「ナバホ Tepee」シリーズ。ふたつのテントをヘキサタープでつなげば、小さなテントでも家族全員で楽しめる<テント(ナバホ Tepee 300):1万8800円、タープ(ナバホ Tepee ブリッジヘキサ-AE):1万3900円(ともに税別)>
▲快適なアウトドアライフを楽しむうえでぜひとも欲しいのがハンモック。キャプテンスタッグのカラフルなハンモックを木の間にかけ、のんびり昼寝。そんな何もしない最高の贅沢を味わえる。小さく畳めるので小さな車でも心配なし!<ハンモック(ホリデイ コットンハンモック(オレンジ)):4500円、スタンド(スチールポールチェアモック用スタンド(ブラック)):1万3000円(ともに税別)> ▲快適なアウトドアライフを楽しむうえでぜひとも欲しいのがハンモック。キャプテンスタッグのカラフルなハンモックを木の間にかけ、のんびり昼寝。そんな何もしない最高の贅沢を味わえる。小さく畳めるので小さな車でも心配なし!<ハンモック(ホリデイ コットンハンモック(オレンジ)):4500円、スタンド(スチールポールチェアモック用スタンド(ブラック)):1万3000円(ともに税別)>
▲コンパクトなアウトドアスタイルに取り入れたいのが、テントのデコレーションやカラフルな天然素材の洋服でキャンプサイトを“飾る”こと。ハイクラスキャンプに負けない雰囲気を演出でき、キャンプ場全体が華やかになる。車もLクラスミニバンにないカラフルなものを選ぼう ▲コンパクトなアウトドアスタイルに取り入れたいのが、テントのデコレーションやカラフルな天然素材の洋服でキャンプサイトを“飾る”こと。ハイクラスキャンプに負けない雰囲気を演出でき、キャンプ場全体が華やかになる。車もLクラスミニバンにないカラフルなものを選ぼう

このようにひと口にキャンプと言っても、乗っている車に合わせていろいろなスタイルがあります。軽自動車でも充実したアウトドアライフを楽しめるようになったのも嬉しいですね。アウトドアデイ ジャパンは6月20~21日に札幌、7月25~26日は福岡でも開催予定。興味がある方は参加してみてはいかがでしょう?

text&photo/高橋 満(BRIDGE MAN)