国土交通省が自動車の希望ナンバー制において、従来は希望すれば取得できる番号だった全国で計37通りのナンバーを抽選方式に変更する事を発表した。

希望ナンバー制は自動車のナンバープレートのうち、1桁~4桁の数字部分を自由に選べる制度。このうち「1」「7」「8」「88」「333」「555」「777」「888」「1111」「3333」「5555」「7777」「8888」の13通りの番号については、月~金曜日受付分を翌週月曜日に抽選する「抽選希望ナンバー」となっている。

さらに特定の番号に希望が集中する地域では、上記の13通り以外にも抽選となる番号がある。もっとも対象番号が多いのは登録自動車の「神戸」で、「3」「5」「11」「33」「55」「77」「111」「123」「1000」「1001」「1010」「1122」「1188」「2525」「7788」「8008」の16通りに13通りを加えた、計29通りが抽選希望ナンバーとなっている。

軽自動車にも地域によって13通り以外に抽選となる番号がある。変わったところでは「富士山」ナンバーが、富士山の高さと同じ「3776」が抽選希望ナンバーとなっている。2006年10月以降に導入されたいわゆる「ご当地ナンバー」の地域で、軽自動車で13通り以外の抽選希望ナンバーがあるのは「富士山」だけだ。

そこに加え今回、千葉の「1122」、大宮の「5」、品川の「10」「18」「1000」「1001」「8008」、足立の「5」、練馬の「77」多摩の「1122」、横浜の「10」「18」「1010」「7000」「8000」、名古屋の「6」「10」「123」「1001」「7788」、大阪の「1010」「5678」「8000」「9999」、なにわの「111」「8008」、和泉の「5」「11」「77」、京都の「33」「1001」「1188」、神戸の「2」「10」「18」「8000」、岡山の「3」が新たに抽選希望ナンバーとなった。いずれも登録自動車のみが対象。あわせて大阪の「123」、和泉の「8」、京都の「8」は特に人気が高く、普通自動車の3ナンバーに使用する場合に限り、週ごとの抽選個数が2個から1個になる。

国土交通省では登録自動車の希望ナンバーについて、人気の高い特定のナンバーをできるだけ公平に入手できるよう抽選対象となるナンバーの見直しを行っている。今回の変更は5月7日(火)の受付開始分から実施され、5月13日(月)に最初の抽選が、5月16日(木)に交付が開始される。

自動車のナンバーは1桁~4桁の数字部分のみ希望ナンバーとして選択可能

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二輪車や事業用の軽自動車(黒ナンバー)には希望ナンバー制度は導入されていない

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