ポルシェ ジャパンは5月28日、ポルシェAGのクラシック車両専門部門であるポルシェ クラシックが開発した空冷水平対向4気筒/6気筒用エンジンオイル「ポルシェ クラシックモーターオイル」の販売を開始した。

粘度は「20W-50」と「10W-60」の2種類で、ポルシェ356と914および初期の911(2.7LまでのGモデル)には20W-50を推奨。このオイルはコルク製シールや鉛を含有するベアリングにも適合している。

3L以上の空冷水平対向エンジンには10W-60の100%化学合成オイルが最適とのことで、エンジンスタート時の低温状態や、大きな負荷がかかる高温状態でも、空冷フラットシックスに理想的な保護性能と清浄性を与えるという。

古めの車に入れるエンジンオイルについては常々「やはり昔ながらの鉱物系が望ましい!」「いや、最近の技術はすごいので100%化学合成でも問題ない!」といった宗教論争(?)が行われている。どちらの意見が正しいかはさておき、「とりあえず今回登場した“公式オイル”を使っておけばまず間違いない」ということは言えるだろう。価格は20W-50が1万152円(税込)/5Lで、10W-60が1万3608円(税込)/5L。

なお、水冷エンジンのポルシェを愛用している人は「ポルシェ アプルーブドオイルキャンペーン」に注目を。7月31日まで、全国のポルシェセンターでMobil1を使用したエンジンオイル交換を行い、キャンペーンに応募した先着1500名に「Mobil1×ポルシェペアロックグラス」をプレゼントし、抽選で「F1日本グランプリペアチケット」や「レーシングクロノグラフ」が当たるというもの。詳しくは最寄りのポルシェセンターまで問い合わせを。

向かって左が2.7Lの初期911に最適な20W-50。コルク製の旧式なオイルシールにも適合。右が3L以上の空冷6気筒用100%化学合成オイル

向かって左が2.7Lの初期911に最適な20W-50。コルク製の旧式なオイルシールにも適合。右が3L以上の空冷6気筒用100%化学合成オイル

その他、全国のポルシェセンターでは「ポルシェ アプルーブドオイルキャンペーン」も実施中。水冷世代にお乗りの方はこちらに注目を

その他、全国のポルシェセンターでは「ポルシェ アプルーブドオイルキャンペーン」も実施中。水冷世代にお乗りの方はこちらに注目を