いくら安全運転を心掛けていても、急な飛び出しや交通ルールを無視した対向車などがいれば、事故を防ぐことはできない。しかも、相手がウソを言えば、あなたが加害者になってしまうし最悪の事態も…。

そんな悲劇を避けるため、徐々に浸透してきているのが走行中に前方の状況を常に録画する「ドライブレコーダー」だ。交通事故のニュースで報じられる事故発生時の状況などで馴染みが深い人も多いだろう。しかし、実際に装着している車はどの程度なのだろか。

保険比較サイト「保険の窓口 インズウェブ」を運営するSBIホールディングスは、同サービスのユーザーに対して「車に搭載している機器」や「ドライブレコーダーの関心度」を調査。その結果を公表した。

「車に搭載している機器」では、ETCが82.9%、カーナビが80.2%と圧倒的な搭載率。以下、バックモニター33.4%、レーダー探知機20.0%と続き、ドライブレコーダーの搭載率は5.9%だった。

しかし、「ドライブレコーダーの利用について」は、価格が安ければ、取り付けが簡単なら、標準装備なら、などの何らかの条件があえば利用してみたいと考えている人が72.1%を占めた。この結果から推察するに、「ドライブレコーダー搭載車に対しての補助金や個人の自動車保険料割引など、各種特典が広がれば、より普及するのでは」とのこと。

同調査では、ドライブレコーダーを装着する最大のメリットは「記録された映像によって事故時の事実を解明できる手段となる」こととしているが、さらに、装着したことによって「より安全運転意識が向上」する結果、交通事故の防止にも役立っていると分析している。

最近は徐々に価格が下がってきている「ドライブレコーダー」。万が一のために導入しておくのもいいのではないだろうか。

アンケートではドライブレコーダーの認知度やイメージに対する回答がまとめられている(保険の窓口インズウェブ)

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ドライブレコーダーとして使えるスマホアプリも増加中。「Drive Recorder」(iOS)は急ブレーキなどで強烈なGがかかった時だけ動画を記録する

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