アイモバイルは、フロントウインドウのカメラで歩行者や車を検知し、衝突や車線逸脱などの可能性があると警告を発する「Mobileye(モービルアイ)-560」を6月より発売する。Bluetoothを使ってスマートフォンと連携した衝突防止補助システム(プリクラッシュセーフティシステム)だ。

プリクラッシュセーフティシステムは、レーダーやカメラからの情報を解析し、運転者への警告や補助ブレーキを作動させる機能。メーカー純正装備として高級車を中心に設定されていたが、2009年登場のボルボシティセーフティや翌年のスバルアイサイトをきっかけに、自動停止機能付きのものの普及が進んでいる。

既に大型車は衝突被害軽減ブレーキ搭載の義務化が決定されている。バス(路線バスを除く)は、新型生産車が2014年11月から、継続生産車は2017年9月から、トラックは種別や最大積載量に応じて2014年11月から2018年11月にかけて順次義務化される予定だ。

Mobileyeは純正装備されていない車にも、衝突防止補助システムを後付けできるシステム。軽自動車から大型トラックまで、様々なサイズの車に対応する。前方車両衝突警報、歩行者衝突警報、車線逸脱警報、前方車間距離警報などでドライバーに危険を知らせ事故を未然に防ぐ。

新型の「Mobileye-560」はスマートフォンでの警告表示や警告の履歴管理が可能。iOS用、Android用アプリをインストールすると、ユニットと同様な警告を表示できる。本体価格は13万1250円(税込)、取付価格3万6750円(税込)(大型車は割増)。

警報ログをスマートフォンに蓄積し、日・週・月ごとの統計情報を確認することが可能。統計による事故防止に役立てることができる

警報ログをスマートフォンに蓄積し、日・週・月ごとの統計情報を確認することが可能。統計による事故防止に役立てることができる

自動車メーカーのプリクラッシュセーフティと違い自動ブレーキは作動しないが、警報を発するだけでも事故の回避や軽減には十分役立つ

自動車メーカーのプリクラッシュセーフティと違い自動ブレーキは作動しないが、警報を発するだけでも事故の回避や軽減には十分役立つ