高騰したガソリン価格に頭が痛いという人は多いだろう。エコ運転を心がける、なるべく安いガソリンスタンドを探すという努力も大切だが、どれくらいガソリン代にかかっているのか可視化することで不急不要な運転を抑えるという方法もあるのでは? 今回紹介するのはそんな愛車の家計簿アプリ「DriveMate Fuel Lite」だ。カー用品で有名なカーメイトが提供しておりiOS版、Android版いずれも無料。

今回はiPhoneで試してみた。アプリを立ち上げたら、まずは愛車の情報を入力する(【図1】の画面下「設定」で入力)。車名とガソリンタンク容量は必須で、それ以外にもテキストや画像でメモを残すことができる。あとはガソリンを入れる度に【図1】の右上にある「+」をタップして、給油した日やオドメーター、給油量、1Lあたりのガソリン価格を入力するだけ。毎回入力するのはハードルが高いかも知れないが、やってみるとあっという間にできて意外に面倒ではない。

面倒でない理由は、iPhoneユーザーならおなじみの、ドラムロールで数字を選ぶ入力法(【図2】)にあるようだ。またガソリン価格は1Lあたりの単価を入力すれば給油量から自動的に計算してくれる。

給油した量と前回入力時のオドメーターとの差で、燃費が自動的に算出される。3ヵ月分の燃費状況が【図1】の下に表示されているグラフだ。ドライバー自身が思っている以上に、給油毎の燃費にバラツキがあることよくわかる。ちなみにいちばん燃費がよかったのは、ほとんど高速道路を使用したとき。逆に悪かったのは街乗りが中心なとき。なぜ燃費が悪かったのか、あのときは確か……と、グラフを見てつい反省してしまうのが、このアプリの効用ではないだろうか。あなたの愛車の燃費はどれくらい? 一度試してみてはいかがだろう。

Text/籠島康弘

「DriveMate Fuel Lite」。iOS版、Android版ともに無料。条件/iOS4.3以上。Android2.2以上。詳細はiTunesおよびGoogle playで確認を

「DriveMate Fuel Lite」。iOS版、Android版ともに無料。条件/iOS4.3以上。Android2.2以上。詳細はiTunesおよびGoogle playで確認を

【図1】起動後の画面。左上の車のアイコン部分には愛車の写真をセットすることもできる

【図1】起動後の画面。左上の車のアイコン部分には愛車の写真をセットすることもできる

【図2】給油情報の入力画面。給油日とオドメーター、給油量はドラムロールで、ガソリン単価はテンキーで入力

【図2】給油情報の入力画面。給油日とオドメーター、給油量はドラムロールで、ガソリン単価はテンキーで入力

【図3】【図1】の画面下にある「記録」をタップするとこの画面に。データで愛車の燃費を確認できる

【図3】【図1】の画面下にある「記録」をタップするとこの画面に。データで愛車の燃費を確認できる

【図4】【図1】の画面下にある「航続可能距離」をタップするとこの画面に。赤い針を動かして愛車のガソリンメーターの表示に揃えると、あとどれくらい走れるかの目安がわかる

【図4】【図1】の画面下にある「航続可能距離」をタップするとこの画面に。赤い針を動かして愛車のガソリンメーターの表示に揃えると、あとどれくらい走れるかの目安がわかる