超人気のアクアなどにも採用されている低燃費タイヤ[ヨコハマ ブルーアース]

1998年、業界に先駆けてエコタイヤをリリースした横浜ゴム。その最新ブランドが「ブルーアース」シリーズです。ブルーアースコンセプトは広く支持され、今では超人気のエコカーにも新車採用されるようになっています。その理由の深層に迫りたいと横浜ゴムの佐藤英俊さんにお話を伺いました。

低燃費タイヤは第2世代に突入。車を買い換えたらタイヤも一新したい!

「もはや高性能な低燃費タイヤを抜きにして低燃費実現を果たせない」と語る横浜ゴム PC製品企画部 佐藤 英俊さん|モノづくりのココロ
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■ ブルーアースシリーズはプリウスやアクアなど、超人気のエコカーに採用されています。その理由は何でしょうか?
トヨタのアクア、ホンダのインサイト、ダイハツのミライースなど、話題のエコカーに幅広くブルーアースが採用されています。もはや高性能な低燃費タイヤを抜きにして低燃費実現を果たせないというのが第1の理由です。

横浜ゴムがエコタイヤをリリースしたのは、1998年から発売開始した「DNA」シリーズにまでさかのぼります。その集大成として、2008年に発売した「DNAアースワン」では、タイヤのラベリング制度()で、低燃費タイヤとして転がり抵抗性能「A」を獲得するなど当時から優秀でした。そして現在の「ブルーアース」シリーズはエコタイヤとして第2世代に突入しています。つまり第2の理由は新世代の性能を備えていることです。

■ 同じエコタイヤでも、第2世代はどこが進化しているのでしょうか?
具体的に最新モデルの「BluEarth-A(ブルーアース・エース)」を例に挙げると、低燃費性能を当然のように確保しながら高いウエット性能まで実現しています。より現実に則したJC08モードの試験結果で、燃費が弊社のスタンダード商品(DNA ECOS)比で4.4%向上していますし、ウエット性能についても従来品(DNA Earth-1)比で20%向上しています。

一般的には低燃費を実現するために転がり抵抗を追い求めると雨の日に滑りやすくなってしまいます。つまり低燃費とウエット性能はトレードオフの関係にあり、両性能を高い次元で両立させたところがエコタイヤの第2世代といえるポイントです。さらに、ドライ路面において、スポーツタイヤに匹敵するしっかり感や応答性も備えており、ドライビングの楽しさを追求したタイヤにもなっています。

日本自動車タイヤ協会によるグレーディングシステム(等級制度)。市販サマータイヤを対象に転がり抵抗性能とウエットグリップ性能を表示するもので2010年より適用

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